Ein besonderer Tag / 晴れの入学式

晴れの入学式。

新入生を歓迎するため、2年生に進級した息子は舞台に上がって一学年下の子供たちとその晴れ姿を見守る大人たちの前で歌を歌うという使命を果たしてきた。

「ママ、いつ歌うん?今日はいつ授業あるの?」

1日前からどことなくソワソワしていた息子。土曜日、しかも入学式の当日に授業はないのでご心配なく。

セレモニーが行われたスペースが広くなかったため、歌は聞けなかったが息子曰く「うん、よかった。」とのこと。

担任の先生が後日、合唱の動画を送ってくれるのだそうだ。

息子とクラスメートが式に参加している間、保護者は入れ替え式ですでに式を終えて中庭に降りてくる子供と保護者のために飲み物やケーキなどを販売することになっていた。

当日の朝に慌てて焼かれたと思われる生焼けのケーキ、気温が高くて暑いにもかかわらずチョコレートがたっぷり使われたケーキなど、途中からドロドロに溶けて売り物にならないケーキがいくつか出たりもした。

販売を手伝ったおかげで来年、ケーキの寄付をする際の参考になったわけだ。

息子の小学校はきちんとした日本語補習校とは仕切りが全く違うので、事前に販売料金を知らされてもいないければ、何のケーキだという説明のメモ書きなども一切ない。

「ヴィーガンケーキ」というこだわりのケーキにだけメモ書きが添えられていた。

結果、値段の割には小さくカットされすぎのケーキや一見なんのケーキか分からないものなども多々あった。

そんな相変わらずの緩さでオーガナイズされる保護者会の販売スタンドも、天気に恵まれ晴れ晴れとした顔の新入生や子供の進級を祝う親たちの嬉しさオーラで特に問題なくとり行われていた。

緩くても何となく始まって何となく終わるのだから、これはこれでありなのだろう。

普段のお迎えどきにはじっくり話し込む時間がないので、相変わらずクラスメートの半分以上の子供とその両親の顔と名前が一致しないので困るのだが、覚えられないので仕方がない。

誕生日に呼んだり、呼ばれたりした子供と両親の顔だけがきちんと分かっているような具合だ。

とにかく子沢山のクラスのようで兄弟姉妹が増えてますます賑やかになっていたのには驚いた。

新学期が始まり、1週間が経って新しい規則などに関するお知らせが入っていた。新入生が登校してくるタイミングでこれまでの遅刻の多さ対策なのか8時5分を過ぎて登校してきた子供は事務所で遅刻を届け出てから教室にいくように、とのことだった。

うーん。こんなことをすれば遅刻してきた子供はますます教室に行くのが遅くなるだろうし、この新しいルールによって遅刻者が減るともあまり思えない。

長女の小学校のように初めから時間が来たら正門をきっちりと閉めておけば、遅刻者もそれほど増えずにすんだのではないのかな、と疑問に思う。

ケーキを売りながら、他の保護者とそんな話が出たりもした。

何はともあれ、新入生の皆さんご入学おめでとうございます!!

来週の月曜日は始業日。混乱は目に見えているのでいつもより少し早めに起きて準備しようねー。
頼むぞ、2年生になった息子よ。。



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