Mutter / Vater und Kind-Kur / 母親(父親)と子供のクア

子育てにストレスは付きもの。慣れない海外での子育てであれば尚更だろう。

ドイツで育児をしていて、「これは!」と思う制度を利用しているママ友から聞いた話がタイトルの母親(あるいは父親)と子供のクア制度、というもの。

簡単に言うと、育児に疲れた母親(父親)が深刻な病気になるのを予防するために子供と一緒に3週間の療養(クア)に出ることができる、という制度である。

主な症状としては、慢性疲労、家族問題による数種の心身症、身体および精神的障害、精神障害および心身症の初期段階などの診断が下されれば、クア療法が申請できる可能性がある。

その場合、子供にも何らかの治療が必要な場合は受けることができる。そうでない場合も幼い子供が多いため(12歳以下の子供が対象、場合によっては14歳以下)療養先の施設で保育サービスを受けたり、地域の学校の授業を受けたりすることができるのである。

巷でなぜか最近よく耳にする胡散臭い親子留学ならぬ、親子療養。親と子のクア。

3週間!?—> ドイツの会社であれば風邪であってもホームドクターの証明があれば長期欠席も可能なので問題なし。

実費は1日10ユーロ—> 保険料は高いが、しっかりと保険制度を理解し、利用できるサービスを把握していればきちんと還元される。太っ腹なドイツ的な制度である。

クア施設までの交通費 —>保険会社が負担する。クア開始前の検診に5ユーロから10ユーロの自己負担が発生。リハビリの場合は自己負担額ゼロ。

ここでは全てを網羅できないが、ざっと大まかな内容を見るだけでもこのクア制度の良さが伝わるのではないかと思う。

残念ながら、息子が2歳の時にかなり心身ともに危機的状況になっていたことがあるのだが、仕事をしながら並行して、必要書類に記入・問い合わせ・ホームドクター診察etc. する余裕がなかった。

脳裏の片隅で「あー、クアか、いいなぁ。」と、思いながら結局トライする機会を逃してしまった。

子供がひとりのうちにサクッと行っておけば良かったなー、と思わないでもない。とはいえ、子供がふたりいても、一緒に連れて行けるのでご安心を。

クアの申請の大まかな流れ:

ホームドクターのアテスト
クア申請に必要な書類記入

親子療法を行なっている施設を通す、あるいは直接加入保険会社へ必要書類を提出

⇩ 約3週間

審査に通れば、クア開始

クアを利用する母親(父親)が多いため、希望の施設にすぐ空きができるとも限らないが、倒れてしまっては本末転倒。

辛いな、大変だな、と感じたら早めに動いてホームドクターやクアを提供している施設などに相談してみることをお勧めしたい。

Kur + Reha: https://www.kur.org
Eltern & Kind Kliniken: https://www.mutter-kind.de/Home.aspx
Müttergenesungswerk:
https://www.muettergenesungswerk.de/mutterkuren.html

*この記事はKur+Rehaのサイト上の内容を参考に親子療養(クア)を簡単にご紹介したものです。詳細については各施設やホームドクターに直接お問い合わせ下さい。