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Claire / クレールが探す「幸せ」な「普通」の日々

今日は珍しくフランス発のコミックの紹介をしたいと思う。

アマゾンでタイトルを見ただけでは正直、読みたいとは思わなかった類の本だ。
クレール パリの女の子が探す「幸せ」な「普通」の日々。

パリの女の子と言われても、また偏ったキラキラしたパリジェンヌのお話かと勘違いしてしまう。

内容紹介を見ると、表紙の雰囲気とは少し違った内容であることが分かる。

今を生きる、悩める女性に贈るフレンチコミック。

仕事は順調。でも恋愛は長続きせず、結婚は夢のまた夢。
そんな「今」を生きる30代中盤、独身の女性の
シビアな悩みと、これからをどう生きて行くのかを描いた物語。

ただ、ここまで読んでもまだ余りピンと来ない。30代中盤、独身というキーワードのせいだろうか。

しかし、今回はある知人の紹介で読んだ方がいいよ、と勧められた。前回のお薦めがドンピシャだっただけに読まないではいられないではないか。とにかく自分の人生において、こういった類の人の存在はとても重要である。

さて、半信半疑ながらもページをめくっていくと、完全にこの本の謳い文句や表紙のデザインのせいで、その内容が全く伝わっていないことに気付かされた。

何ともシビアでストレートな内容だったからだ。

パリジェンヌのキラキラした生活などそこには微塵もなく、一人の自立した女性の仕事、男女づきあい、悩み、結婚観、出産などについて赤裸々に描かれていたからだ。

特に性生活や同棲、結婚に至る下りは女性だけではなく、男性にも読んでほしい内容になっている。

もうすぐクリスマス。シビアな現実に気付いてもらうため、今後の関係をより良いものにするためにもパートナーにとって最適な贈り物になるかもしれない。

そう言えば、生理バッジに関するサンドラ・ヘフェリンさんの記事にもこんな下りがあり、ハッとさせられたので引用しておこう。

「ニッポンでは『自分から言うのは恥ずかしい』『自ら求めるのはおこがましい』という気持ちがあって、思いやりの行為を相手の親切心や良心に委ねる傾向があります。」

ここが変だよ、ニッポンの生理バッジ!「ただいま生理中」を公にする違和感について 

この日本的な思考に対しても、クレールの女友達はバッサリ切ってくる。

著作権の問題があるが、1ページだけスクショを貼っておこう。

クレール、ぜひ一度読んでみてください。

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