Frankfurter Buchmesse / ブックフェア

ドイツの大きな国際ブックフェアといえば、フランクフルトとライプチヒで毎年開催される見本市が有名だ。

今年も先週末にかけての数日間、フランクフルトで第71回ブックフェアが開催された。プレスリリースによると、2019年の来場数は30万2267人で昨年比で5,5%増えている。出展者数も104カ国から7450とその規模は世界最大を誇る。

2019年のブックフェアでも数多くのイベントやディスカッション、パーティーやミーティングの場が設けられ、ソーシャルメディアなどを利用したインターアクションも積極的に行われた。専門業者や一般客からの反応も上々だったのだろう。

ドイツではかなり重要な位置を占めるブックフェアだが、日本の場合はどうなのだろう。気になったので少し調べてみた。

日本で国際ブックフェアが最後に行われたのが2016年。それ以降はなんと開催の見通しが立っていないという。なぜなのか。以下にその疑問に答えてくれる記事を見つけたので一部引用しておく。気になる方は本文も読んでみてほしい。

日本で2016年まで行われていた国際ブックフェアは、「東京国際ブックフェア(TIBF)」と呼ばれ、その前身は日本の主要な出版社が集まり組織する日本書籍出版協会(書協)が、出版事業の発展と出版文化の向上を目指して1984年に始めた本の総合展「日本の本展」だった。それを1994年から産業見本市などの運営に携わるリードエグジビションジャパン(リード社)が書協と連携した実行委員会とともに、大規模なTIBFへと発展させたのである。まさに出版社に勢いがあった時代を象徴する国際ブックフェアのスタートだった。

全国出版協会の調査によると、日本の出版産業は、1996年の書籍と雑誌を合わせた売上高2兆6564億円をピークにダウン。2018年は売上高1兆2921億円とピーク時の半分以下になってしまい、業界に元気がなくなっているのは事実だが、それでも新刊の発行点数は世界第7位の出版先進国なのである。

「出版先進国」日本で国際ブックフェアが再開されない不思議

新刊の発行点数が世界第7位の日本でなぜ国際ブックフェアが開催できないのだろう。

ドイツやロシアなどで暮らしてみて(ロシアの場合はわずか半年ほどではあるが)感じるのは、インテリ層の厚さだ。文化事業も国を挙げて行われているイメージがある。

特にロシアでは文学に対する関心が非常に高い。日本人で三島由紀夫や川端康成、夏目漱石を読んでいないともはや話にならないのである。村上春樹についてはグレゴーリイ・チハルチシヴィリという現代日本文学の翻訳研究者かつ人気推理小説作家が翻訳を手がけていることもあり、知人友人の誰もが知っていたのには驚いた。

それに比べると、日本における文学の重要性というのは年々低下する一方なのではないだろうか。話題性のある「インフルエンサー」の書いたビジネス本の類ばかりがベストセラーになる。読みやすい本ばかりが売れている時代だ。

文化予算について面白い比較を見つけたのでグラフィックを貼っておこう。残念ながら2015年度に関する報告で少しデータが古いのだが、傾向は掴めると思う。尚、ロシアに関するデータはここでは見られなかった。

ドイツの文化・メディア庁の予算の内訳(2015年度)

それぞれの内訳について割合が高いものは次のとおりである。「文化財団」:プロイセン文化財団、ドイツ連邦文化財団、「メディア」:ドイチェ・ヴェレ、「博物館」:ドイツ歴史博物館、ドイツ連邦歴史館財団、ドイツ連邦芸術展示館、「公文書館」:ドイツ連邦公文書館、「ベルリンにおける芸術・文化の振興」:ベルリンにおけるドイツ連邦主催文化事業、ユダヤ博物館、「映画」:ドイツ映画振興基金、「その他」:映画、歴史認識、ドイツ国立図書館、文化財の保存·保護、音楽など。文化財団408(23%)メディア400(22%)博物館152(9%)ドイツ国家保安省文書館147(8%)公文書館121(7%)ベルリンにおける芸術・文化の振興117(7%)映画108(6%)その他334(19%)(単位:億円)

諸外国の文化予算に対する調査報告書 株式会社野村総合研究所

日本での国際ブックフェアの再開を望みつつ、機会があれば来年のライプツィヒかフランクフルトの国際ブックフェアにも実際に足を運んでみたいものである。

なぜかプレスの写真があまり良くないので、写真が載せられなかったのが残念。。

参考:ダイアモンドオンライン/「出版先進国」日本で国際ブックフェアが再開されない不思議
Frankfurter Buchmesse / Frankfurter Buchmesse endet mit deutlichem Besucherplus
野村総合研究所 / 諸外国の文化予算に対する調査報告書 2015年3月

Amphitryon / ヘルベルト・フリッチュ監督、シャウビューネでの最後の作品

2018年2月にベルリンのシャウビューネでヘルベルト・フリッチュ監督作品der die mannを観てから、もう随分と時間が経ってしまった。

日本語補習校ですれ違った友人のたいこさんから「彼の新作にまた出るよ!」という話を聞いていたこともあり、シャウビューネのプログラムをチェックしてみるも、チケットは全て完売。

あちゃー、また出遅れたな。。とガッカリしていたら翌日、たいこさんから「友達がチケットを余分に買っちゃって1枚余ってるんだけど来る?」との嬉しい連絡が。もちろん「行くっ!」と即答して小躍り。

10月13日日曜日のプレミエだとなぜか勘違いしていたのだが、公演の日付はボヘミアン・スイスから戻る18日金曜日だった。どうか間に合いますように。

開演15分前に劇場に無事到着

そんなわけで、先日モリエールの劇曲を元にしたヘルベルト・フリッチュ監督の「アンフィトリオン」をベルリンのシャウビューネで観劇してきた。

前回よりも舞台はこじんまりとしたシンプルな作り。天井から吊られたカラフルな色の紙が舞台にフレームと奥行きを与えている。ライトも効果的に使われ、様々な表情を見せることが可能だ。

©Thomas Aurin, 2019

フリッチュ監督作品では軽快なテンポやリズムがかなり重要視されているような気がするので、シーンごとに替える必要のないセットは相性が良いのだろう。

舞台装置はシンプルだが、登場人物の衣装はゴージャスだ。

プロローグのピアノとマリンバの織りなす演奏によって、舞台の世界に自然に誘われる。フリッチュ作品では「音」や「リズム」もなくてはならない要素だ。

さて、今回の劇曲はドイツ人というかヨーロッパの人なら普通に知識として持っているギリシア神話がモチーフになっている。

美しいアルクメーネーとの結婚初夜の後、戦争へと旅立つアンフィトリオン。ジュピターはアルクメーネーの美しさに魅了され、アンフィトリオンに化けて地上へと降りてきた。ともに連れてきたマーキュリーは、アンフィトリオンの使用人「ソジー」に姿を変えた。戦場で戦っていたアンフィトリオンは大活躍し、それを知らせるためにソジーを家へ向かわせた。ソジーは、彼そっくりに変身しているマーキュリーによって迎えられたが、彼にぶちのめされ、マーキュリーこそが「本物のソジー」であると納得させられてしまう。本物のアンフィトリオンは、アルクメーネーと再会するが、当然状況が呑み込めないので困惑し、さらに情事があったことを知ってショックを受けてしまう。

アンフィトリオン(劇曲)

予習を全くしないで行ったのだが、今回の舞台はセリフが韻を踏んでいるせいか、一言一句を理解するのはハードルが高かった。喜劇という性格もその理由だろう。冗談を外国語でというか頭で理解するのは難しい。

©Thomas Aurin, 2019

とはいえ、アンフィトリオンの本物と偽物、ソジーの本物と偽物の一騎打ちやそれぞれのパートナーとのちぐはぐなやりとりなどがテンポよく交わされ、かなり楽しめる作品になっている。

とにかくフリッチュ監督のコアメンバーによるどこまでがアドリブでどこまでが計算された演出なのかわからぬドタバタ劇には参ってしまった。一人一人の役者の持つ技術とエネルギーがとにかくすごい。

驚いたことに、もしかするとこの作品Amphitryonが彼のシャウビューネでの最後の作品になるのだとか。ウィーンのブルグ劇場から新たにアンサンブルに加わったソジー役のJoachim Meyerhoffが少し気の毒になる。

今年の公演分は完売になってしまっているが、当日券なども出るかもしれない。来年の2月にも公演があるそうなので、機会があれば是非足を運んでみては。

»Wer bin ich? Ich muss doch schließlich auch was sein.«

とは普遍的なテーマである。

タイトル写真©Thomas Aurin, 2019

Kamenice / カメニツェ川の渓谷

メズニ・ロウカ(Mezní Louka)から青と黄色のルートを通る長いコースと、メズナ(Mezná)から緑と黄色のルートを通るショートカットコースがあるが、3度目の今回は長めのコースを歩くことにした。

フジェンスコ(Hřensko)までボートに2回乗るルートだ。案内板にはボートの最終時刻が赤字で強調されていた。

カメニツェ川は昔、材木の運搬に使われていたそうだが、現在では道路が整備されているので材木を積んだトラックをよく見かける。森の入り口でも丸太が山積みにされていた。

前日に少し雨が降ったのと、川沿いのハイキングコースなので渓谷は湿気が多く肌寒い。

宿泊施設の裏の森にたくさん生えていたベニテングダケのような大振りのキノコではなく、小さなキノコが苔に囲まれてひっそりと生えている。

目を凝らさないと見つからないようなミニチュアの世界。

これだけ湿気の多い場所なのに今回はなぜかカエルには遭遇できなかった。

3日目だったが、子供たちは元気だ。

見て!松ぼっくりにキノコが生えてる!

メズニ・ロウカから青のルートで1,5キロ。黄色のルートであるDie Wilde Klamm (Divoká soutěska)までさらに1,5キロ。わかりやすい道しるべが立っているので道に迷うこともない。

このルートは途中で川下りができるので、この辺りでは一番観光客も多い人気のルートだ。

一つ目のボート乗り場、Divoká soutěskaに到着。

このボートでの川下りは観光客のために1898年に始まった。川沿いにはところどころに彫刻などがさりげなく置かれており、船頭が面白おかしくそれらの説明をしながら船を進める。

恋人たちの像

川にいる魚を数えながら歩く子供たち。途中の休憩所に着く前にお腹が空いたので、持参したおにぎりを食べてさらに先に進む。

メズニ橋に到着。この橋を渡って北上するとメズナーやメズニ・ロウカまで戻ることができる。緑のルートを南下するコースもあるが、ここは黄色のルートをまっすぐ進むと休憩所に着く。

休憩所のおなじみの場所で3度目の記念撮影。2016年、2017年、2019年の写真を見比べると子供たちの成長が手に取るようにわかる。

7歳と10歳に

ボヘミアン・スイス国立公園には今回ですでに4度目だが、ここへ来るようになったきっかけはベルリンの生活ではあまり歩かないので、山歩きをしてみよう、というアイデアからだった。

ドイツ国内だとベルリンから行きやすい場所がザクセン・スイスだったのだが、ふとチェコ側の国立公園でもいいのではないか、と調べてみたのが始まりだ。

季節ごとに違った表情を見せてくれるが、子供たちも大きくなり歩き慣れたルートになったので、次に再訪することがあればまた別のルートにトライしてみたい。

Malá Pravčická brána / 小プラフチツェ門

午前中は雨が降ったりと愚図ついた空模様だったので、裏の森を少し散策する。雨のおかげであちらこちらにキノコが顔を出していた。

昼過ぎから天気も回復してきたので、裏の森をもう少し歩いてみることにした。「えー、また歩くの!?歩くだけなんてつまんない。」と子供たち。

ブツブツ言っていたのもつかの間。湿地でカエルを見つけた途端にすっかり忘れてしまう。

山の方に木の階段を見つけたので、そちらの方へ歩いてみることにした。子供たちもさっきまでの「歩きたくない」はどこかへ置いてきたようだった。

小さい頃からそうだが、ふたりとも道無き道や、難しいルートだとテンションが上がるらしい。こちらの山側のルートも赤。

登れないかな。。

少し調べてみると、小プラフチツェ門へと続く道のようだ。往復で6キロほどの距離である。

あっち行こう!

赤いルートだし、結構歩くけど大丈夫かな?と聞いてみたが、すでに行く気満々である。さっきのは何だったの?

あまりメジャーなルートではないのだろう。山道もそれほど手入れされておらず、なかなかスリルがある。

ところで、このルート、メズナ・ロウカを挟んでプラフチツェ門へのガブリエル遊歩道と全く逆方向なのだが、道中に2度ほど地図を片手のドイツ人に道を聞かれた。小プラフチツェ門とあるので間違えるのかもしれない。

1時間半くらい経ったところで、お城のマークのようなものが道しるべに現れた。ゴールは間近だ。

小プラフチツェ門

おおー、確かに小さなプラフチツェ門だな。。

ここまで足を運ぶ人はあまりいないのだろう。チェコあるあるで、キオスクや休憩所もない場所であった。ちょっと歩こうか、と言って出発したので大した準備もしておらずガムを噛んで小休憩。

展望台のようなところがあったので、登ってみる。「この景色を見れたんだから、来た甲斐があったねー。」

帰り道も同じルートを戻ることに。子供たちはトトロの歌を大声で歌いながら歩く。

行きは初めてで先行きの見えない道だったので、とても長く感じたのだが、帰り道は一度経験して勝手を知っているからなのかとても早く感じた。

行きはヨイヨイの全く逆だったわけだ。

新しいことや勝手のわからないことに挑戦するときはかなりのエネルギーや勇気が必要だが、やり慣れていることは簡単に感じるのと同じなのだろうか。

新しい道を歩くのと、新しいことに挑戦するのはどこか似通ったところがあるのかもしれない。

そんなことを歩きながら考えていた。

帰り道にまたカエルに出会った。「絶対、同じカエルやんな!」と子供たち。そう思うぞ。

Pravčická brána / プラフチツェ門

2017年に初めてプラフチツェ門を訪れてから2年。子供たちも7歳と10歳になった。

秋休みにクロアチアへ行こう、という話もあったのだが仕事が忙しく、フライトなどの手配ができないままあっという間に秋休み前に。バックアップ用に行き慣れているボヘミアン・スイス国立公園内のメズニ・ロウカ(Mezní Louka)に宿をひとつあわてて押さえた。

2年前に訪れた時にはまだ建設中だったアパートメントホテルの最後の1室を秋休み直前になんとか予約。予約内容をよく確認していなかったのだが、簡易キッチンとバスタブ備え付けの部屋だった。

オフモードで旅行のオーガナイズをするときはこんな風にかなり行き当たりばったりになってしまう。

3年前に初めてMezní Loukaを訪れた時よりも、宿泊施設が年々少しずつではあるが増えている。それでもまだ平日はとても静かな場所だ。

そんなMezní Loukaだが、ボヘミアン・スイス国立公園内を歩くにはうってつけの拠点である。北側にはプラフチツェ門のあるガブリエル遊歩道、南側にはカメニツェ川(Kamenice)の渓谷があるからだ。

今回はまず北側のルートを行くことにした。

プラフチツェ門までまずは7キロ。

例年であれば秋休みは日本に一時帰国している時期なのだが、今年は夏に帰ったため、秋のボヘミアン・スイスは初めてだ。

すっかり秋めいた山の景色。少し涼しかったが、歩いているとうっすら汗ばむくらいの気温で気持ちがいい。

プラフチツェ門まで60分、メズニ・ロウカまで10分と書かれた道しるべ

プラフチツェ門のある北側のルートは赤いルートで難易度が高い部類に入るらしい。それでもきちんと整備されているので子供でも十分に歩ける道である。

展望台からの景色。ここまで来れば、後一息で休憩所のあるプラフチツェ門に到着する。

懐かしい風景。相変わらずの絶景だ。

秋休み中の平日だからか、道ですれ違う人のほとんどがドイツ人だというのも面白い。上の写真にあるレストランでスープを注文したら2ユーロだった。物価がドイツに比べてまだまだ安いのもチェコの魅力だろう。

風が強くなってきたので、お昼時で満員のレストランに入ったら運良く席が空いたのでゆっくりと休むことができた。ガブリエル遊歩道唯一の休憩所なので、シーズン中は混雑している。

チェコの国立公園内にはこのような施設のある場所が限られているので小さな子供と一緒に歩くときは特に注意が必要だ。準備万端で臨んだ方がいいだろう。

四季折々の自然を楽しめる変化に富んだトラッキングルートなので、山歩きが好きな人は是非。過去ブログにはプラフチツェ門の少し詳しい説明も書いているので気になる方は読んでみてください。

次はドイツ国内のザクセン・スイス側も歩いてみたいと思っている。

Naturkatastrophe / 自然災害の爪痕〜台風19号〜

ここ最近、毎年のように起こる日本での自然災害。

10月初旬に発生し、日本列島に上陸した台風19号は広範囲に渡り大きな爪痕を各地に残している。今後の復興作業にもずいぶんと時間が掛かるだろう。

これだけ立て続けに自然災害が起こるようになると、復興作業に復興作業が重なり、いつまで経っても日常が戻らない地域が出てくるのではないかとさすがに心配になる。

2011年に起きた東日本大震災による福島第一原子力発電所事故の問題だって、実際はまだ何も解決していないのだ。

ツイッターのタイムラインを見ていると、台風一過でまだ水没している地域がたくさんある中、すでにラグビーの話で盛り上がっていたりもする。

そのあまりの「パラレルワールド」振りに疑問を感じないでもない。

日本の母親と今朝、ラインでメッセージを交わした。関西在住のため今回の台風では直接的な被害は受けなかった。

それでも「ほんまどこにいても、いつどうなるかわからないわ。」と呟いており、まさにその通りだと感じさせられた。

南海トラフ地震もいつ来るのか誰にもわからない。日本は災害列島なのである。

ずいぶん前に日本のテレビの番組でミュンヘンに本社を構えるミュンヘン再保険会社を訪れて話を聞いたことがある。その時に印象的だったのが、日本、特に東京が世界最大のリスクを抱えた都市であるという説明だった。

その原因となっているのが、地震や台風などの自然災害の頻度と人口密度だ。

今回の台風では都心部だけでなく、地方でも甚大な打撃を受けている。

長野市内を流れる千曲川が氾濫したため、JR東日本の「長野新幹線車両センター」が浸水し、留め置いていた北陸新幹線の120両が浸水。被害は全車両の3分の1にのぼるのだそうだ。1編成12両を製造するのにおよそ32億8000万円かかるということなので、120両が廃車になれば巨額の損害が出ることになる。

まだまだニュースでカバーしきれない多くの地域で浸水したり、家が倒壊したりしているはずだ。身内の家が被害に遭っていたらと思うと本当に他人事ではない。

ドイツからでは本当に何の力にもなれないのだが、せめて少額でも寄付しようと思う。どこに募金をしようかと思っていたら、FacebookでHIKAKINさんの動画が流れてきたのでYahoo!基金にすることに。

Yahoo! JAPAN ID登録が必要だが、ドイツのクレジットカードでも募金できるのでドイツ在住でも簡単に手続きができる。

寄付が2倍】令和元年台風19号緊急災害支援募金
(Yahoo!基金)

一刻も早い復興を願っております。

タイトル写真:気象衛星が捉えた、11日10時50分の台風19号(気象庁提供)=共同

Lunchkonzert / ベルリンフィルでランチコンサート

今日、友人とカフェで話をしていて、フィルハーモニーの話になった。

最近、ベルリンフィルから足が遠のいていて、そろそろいいコンサートがあれば行きたいなぁ、などという話をしていたのだが、皆さんはベルリンフィルのランチコンサートというものをご存知だろうか。

ベルリンの好きなところのひとつに、本物に誰でも触れることができる機会の多さや懐の深さ、というものがある。

ベルリンフィルのランチコンサートもどちらかというとこのコンセプトに近い。

火曜日の13時から無料でベルリンフィルのコンサート会場の玄関ホールのスペースで音楽が楽しめるのだ。

もちろん、コンサートホールで聴くようなオーケストラではなく、ピアノとフルートだったり、弦楽器の二重奏であったり、とカジュアルなラインアップだ。

観客も赤ちゃん連れの母親だったり、子連れの家族だったり、若者から年配夫婦まで様々でみな思い思いのくつろいだ雰囲気で音楽を楽しむスタイルだ。

子供がすこーしくらい愚図っても、誰もあまり気にしない寛容さみたいなものがそこには存在する。

*ベルリンフィルのHPには「エデュケーションプログラムとは異なり、『子供のための』コンサートではないので、45分間はじっと座っていられるように気をつけてください。」といった趣旨の注意書きはある。

会場には椅子も用意されてはいるが、数が足りないので床に三角座りをする人や階段に座る人、立って聴く人本当に自由な雰囲気なので、初めてランチコンサートに行った時はあまりのラフさに驚いたものだ。

ベルリンフィルHPより

「ベルリンの人々は音楽を気軽に楽しめる環境にあるんだな、すごい!」と。

ベルリンフィルのコンサート、いい席はもちろん高いが、一番安い席だと20ユーロくらいでチケットが買えたりもする。完売していても、当日にオーケストラの舞台裏にあるポディウム席が解放される場合もあり10ユーロ以下で買えたりもした。

指揮者の表情が見えるので、なかなか面白い席でもある。

ベルリン(ドイツ)では日本のようにクラシック音楽のコンサートへ行くことは、それほど敷居の高いものではない。

もしまだの人がいれば、まずはランチコンサートや比較的チケットの入手しやすいKammermusiksaal(室内楽ホール)の方で気になる演目のものを聴きに行ってはどうだろう。

自分で書いていても、久しぶりにランチコンサートに行きたくなって来た。子供たちが保育園や幼稚園の間は休ませて行ったりもしたが、小学校に上がってしまったので残念ながら一緒には行けなくなってしまった。

久しぶりにふらりと足を運んでみるのも悪くはないかな。

ベルリンフィルのプラグラムより

参照HP: Berliner Philharmoniker / Lunch Concerts

Invalidenstraße / ベルリン市内の交通事情

近所に毎日のように足を運んでいるスーパーがある。

そこから目と鼻の先の交差点で先月9月6日に大きな交通事故があった。

金曜日の夕方7時ごろ。普段ならとっくに家に帰ってご飯を食べている時間だが、その日はベルリンの見本市会場で撮影の仕事が入っていた。相方が仕事帰りに車で息子をクラスメートの家に迎えに行き、帰途につこうとしていた。

Invaliden通りを走っていると、数百メートル先で一台の車が宙に浮いたのが見えたのだそうだ。

異変に気付いた相方はすぐにUターンして家に戻ったのだという。

その日、私が帰宅したのは21時を回っていただろうか。翌日、相方はそんな話をポツリとしていた。

結局、ポルシェがフルスピードで反対車線に突っ込み、歩道を歩いていた歩行者4名が犠牲になるという惨事だったことが明らかになった。犠牲者の中には3歳児もいた。

ポルシェは空き地に立っていたフェンスに激突して止まったのだそうだ。事故現場には1ヶ月経った今でも献花する人が後を絶たない。

私も長男と一緒に事故現場に向かい、花を置いて手を合わせた。もしかすると巻き込まれていたかもしれない、そんな気持ちからでもあった。

それくらい、ほぼ毎日通る人通りの多い場所で周辺には小学校がいくつかあり、通学路にもなっているような通りなのである。

ただ、普段からこの通りを自転車で走るのには若干、抵抗があった。両脇に車が駐車されていて道が狭い上に、トラムの線路が走っているためとても走りづらいのである。交通量も並行して走るTor通りよりは少ないが、それでもかなり多いほうだ。

北駅の辺りは道路工事が行われた結果、自転車道が整備されており、そこまで行けば車を気にせず走れるようになる。問題はその手前のBrunnen通りから北駅までの区間だ。

この事故が起こった後に地域住民が行動を起こすのにそれほど時間は掛からなかった。

署名を集めるポータルサイトChange.でユリアン・コップマンさんが「インヴァリーデン通りの小学生および幼稚園児のための安全な道を」というキャンペーンを9月12日に立ち上げると、1万3000人以上の署名が集まった。

change.org上のキャンペーン

事故の原因そのものは、42歳のドライバーに持病があったためとされてはいるが、今回の事故でこれまでの道路状況を見直す必要があると目が覚めたのだという。

短期・中期・長期的な対策として、コップマンさんは道路事情の改善を求めている。

9月27日には赤の市庁舎にてベルリン市長のミヒャエル・ミュラー、交通担当議員のレギーネ・ギュンター、ミッテ区長のシュテファン・フォン・ダッセルとの話し合いが実現。

これにより、Invaliden通り(Brunnen通りから北駅間)の自転車道路の確保が取り決められた。それに加え、この間の速度制限を30Kmにする方向だという。

これだけ早く市政が動くのは珍しい。学校問題も早急になんとかしてほしいところだが、人命に関わる案件となるとベルリン市も見過ごすわけにはいかないのだろう。

自転車道路の確保については今年中の実現を目指しているが、間に合わない場合は一時的な緊急対策も視野に入れている、とミッテ区長。

中期的・長期的な道路工事によって、これまで路駐されていた周辺住民の車が駐車できなくなるという問題も出てくる。

どちらにせよ、これまで自転車で通るのを避けていた道に自転車専用道路ができるのは喜ばしいことであるし、通学する子供たちの安全が確保されるのであればそれに越したことがない。

市民の声がこうしてダイレクトに届く政治にはどこか安心感がある。

Team Gelb / チームイエロー

今年の秋休みは例年と少し様子が違う。

5年生になった娘。どうやらかなり難しい内容の宿題が出ているようなのだ。

ミヒャエル・エンデの「モモ」を一冊読んで、読解問題を50問解かないといけないらしい。

そのためか、連日、友人の家か自分の家でクラスメートと宿題をしようと試みているのだが、端で見ていると時間ばかりが経ってなかなか進んでいない様子。

このままだと、チェコの山に宿題を持ち込みだなぁ、という感じである。やれやれ。

これまで休暇中に宿題など全く出ていなかったのだから、子供たちにとってはなぜ突然山のような宿題を出されるのか理解できないだろうと思う。

ドイツの小学校はこんな風に少し極端なところがある。0か100か。

ギムナジウムに上がると、これまた小学校とは比較にならないほど勉強の量が増えると聞く。5年生からのこの手の宿題も今後を見据えた内容になっているに違いない。

とまあ、ドイツ語で本を読み込んで内容を理解した上で、ドイツ語でまとめるという宿題になってくると、ドイツ語ネイティブではないこちらの出る幕はもはやほとんどない。

今回はたまたま内容が分かっている本なので、ある程度の手助けができるが、全く知らない内容の本になってくるとそうも行かない。

ただ、高学年になってくれば親が手助けせずとも、クラスメート同士で協力してやればいいと思っているので、それはそれでいいのかもしれない。

それでも、「こういう風にまとめたんだけど、これでいいと思う?」などと子供は平気で聞いてきたりもするので、邪険に放っておくわけにもいかないのである。

「この人は日本人でドイツ語ネイティブではないから、質問してもしょうがない。」なんて子供はいちいち考えないのだから、聞かれた方は堪ったものではない。

さて、この連日の宿題セッションとポケゴーがいつのまにかセットになってしまったらしく、今日も宿題の後にさらに別のクラスメートが合流することになった。

ミューツー

そう、今日はポケゴーのミューツーレイドが18時から1時間行われるのだ。

レイドアワーでは伝説ポケモン(普段は出現しないポケモン)が大量に発生するボーナス的なイベントである。

日頃はこっそりと大人だけでポケ活をしているというのに、休暇中は子連れ(しかも4人も!)でやる羽目になってしまった。

このままだと、クラスメートの保護者に白い目で見られかねないではないか。

仕方がないので新規にポケゴーを始めた子供たちにはチームイエローに参加してもらうことにし、フレンズ申請もしてもらっている。仲間が増えるのはいいことだw

それはそうと、レイドアワー前だというのに男子2人ともが、携帯のバッテリーが20%以下!?という状態でやってきたのには笑えた。

「これじゃだめー!充電して!!」出だしからメチャクチャであるw

1時間でゲットできたのは4体でなかなかいいペースだったが、なんせガチャガチャわちゃわちゃであったので、自分のHPが限りなく削られたのが正直キツかった。

ギラティナ(アナザーフォルム)

子供たちのパワー恐るべし。まさか明日のギラティナの(リベンジ!)レイドアワーにもぞろぞろ来ないだろうな。。前回は収穫ゼロだったので、お手柔らかにお願いしたいところである。