以前の投稿「サッカーと週末」で少し触れたように、ドイツでのサッカー熱というのは学校の勉強云々以前に厳しい印象を持っていた。
小学校2年に新級する前の夏休みにとうとうサッカーチームから連絡が入る。
「新学期から週2で練習に来れませんか。」
とうとうこの日が来たか。行けないことはないが、曜日によっては調整が必要。水泳教室の曜日をずらしてもらうことができたので、しっかり2日参加できることになった。
週2で16時半から18時までのトレーニング。場所は自宅から自転車で約10分から15分ほど離れたところにある人工芝のサッカーグラウンドだ。
通えない場所ではないが、まだひとりで行くには少し遠い。週2回のトレーニングに加え、週末にはベルリンの様々な地区にあるチームとの遠征も控えている。
実質、週に3度みっちりサッカーをすることになるというわけ。
息子の場合、サッカーでも水泳でもやり始めてからエンジンが掛かるまでかなりの時間が必要だった。サッカーの場合はほぼ2年。水泳の場合は1年半ほどだろうか。
一旦、エンジンが掛かると長く続けられるタイプなのかな。
そんなわけで、8月初旬から本格的にサッカーの練習が始まった。
「やっと本気サッカーできるな。もっと試合したかってん。」
確かに週一土曜日のチームでは半年前ほどから物足りなさそうな印象だった。
大阪でサッカークラブを探してみたことがあるが、練習場が遠いところにしかなくびっくりした。そういえば小学校の運動場や近所の公園でもサッカーを禁止しているところが多かったように思う。
スケジュール的にはこんな感じである。
月:16時半〜18時 サッカー
火:16時から17時 水泳
水:15時半から18時半 日本語補習校
木:16時半〜18時 サッカー
金:—–
土:午前中 サッカー(ホームあるいはアウェイゲーム)
日:—–
低学年のうちはまだなんとかなりそうだが、ドイツ語や算数はいつやるの。。
少なくとも補習校の宿題をする時間を取るため、サッカーの練習が始まる前の30分を確保する必要がある。そのために小学校へ迎えに行く時間が1時間ほど早くなる算段だ。
全て1時間ほどの前倒しになるので、サッカーのトレーニング中は近くのカフェで作業をしてその分を取り戻す。仕事が忙しい時はそれでもなかなか大変である。
サッカーの練習が増えた分、夕飯の仕込みや学校の迎えが早まり、さらに時間の確保が難しくなってしまった。ここは集中して作業を進めるより他、なさそうである。それも限度あるよなぁ、というところか。
先日の「日本語補習校」でも書いたが、長女の補習校の宿題をゆっくり見る時間がほとんどないので、完璧を目指すのではなく、8割を目処にできる範囲でやるしかない。
今のところは楽しそうにサッカーに行っているので、付き合えるだけ付き合ってみるか、という心境かな。週末の試合の方は相方に任せている。サッカー好きで本当に良かった。親も好きでないとなかなかハードルが高い。
アウェイの試合がこれまた車で30分、40分離れた場所、集合時間が8時15分など早朝開始というのが割と多いので、土曜日も早起きだ。これは正直かなり辛い。
これから冬に向けてどれほど試合があるのか定かではないが、お手柔らかに願いたいところ。寒くなってくるのでトレーニングウェアやら雨天用の上着など、揃えなければならない物も多くなる。
ドイツのサッカー熱は思った通り熱かった。オーガナイズは相変わらずあってないようなものですけどね。それについてはまた次回。