新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
午後にふと思い立って、近所をひとりでぶらぶら歩いてみることにした。ツィオン教会(Zionskirche)へ入ってみる。とても静かな空間が広がる。すぐ側に長女の通う小学校があるのだが、日曜日に塔が開放されているらしく、入場料1ユーロという札が掛かっていた。また天気のいい日に登ってみよう。
ツィオン教会通りに入る道には、大晦日に打ち上げられた花火の残骸が散乱している。ドイツ人は打ち上げた花火のゴミは持ち帰らないのだろうか。毎年、不思議に思う光景だ。
先を進むと、いつも気になっているレストランRoberta Kochtの看板が(写真左)。クッキングブックも出しているロベルタさんが、週に三度だけお店で南ドイツの手料理を振る舞うというコンセプト。一度行ってみたいなぁ、と思っているお店。元旦の今日も17時から店を開けるんだそうだ。
レストランを通り過ぎると、ベルリンのシンボルである熊の付いた番地プレートに目が止まる。1の下にGoldene Hausnummer(ゴールド・ハウスナンバー)と書かれている。金の家屋番号とはなんぞや?とググってみたところ、東独時代(DDR)にHausgemeinschaft(家族共同体)にアパートやその周辺の手入れが行き届いている場合に送られた称号だとのこと。
最後に、入居募集中の改装アパートの壁面に書かれた「WIR SCHAFFEN DAS」。メルケル首相が難民政策を打ち出す際に発言した「我々にはできる。」という意味の言葉である。
クリスマス前に起こったテロで、彼女の打ち出して来た積極的な難民受け入れ政策は今後、その方向性を問われることになるだろう。9月にはドイツで総選挙も行われる。今年一年、先行きが全く分からないが、良い年になるよう心から願ってやまない。
皆さんも良いお年をお過ごし下さい!