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Sience Center Spectrum / ドイツ技術博物館別館、科学センタースペクトル

今週は小学校の冬休みだったので、幼稚園に通っている息子も連れて、以前から気になっていたドイツ技術博物館の別館に入っている科学センターに足を運ぶことにした。
子供達はてっきりいつも通り、飛行機のぶら下がっている本館に行くものだと思い込んでいたらしく「えーっ!なんで?」と半信半疑だったが、「今日はまだ行ったことのないところに行ってみよう。」と説得し別館の科学センターへ。
ところで、体験型の科学センターの構想は17世紀に遡るらしい。イギリスのフランシス・ベーコンによる「House Salmon」の記述がそれに当たる。実現したのはしかし、ここベルリンで1888年に設立したUraniaであり、当時としては革新的な世界で初めての科学センタープロジェクトであった。
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さて、現在に話を戻そう。
2013年8月9日に新しく生まれ変わったドイツ博物館別館の科学センターでは、テーマ別に150以上の実験ステーションで実際に見たり、聴いたり、触ったりできる体験型の展示が楽しめる。

テーマは以下のようになっている。

音と振動に関する展示

気圧と音に関する展示

自然科学博物館でもそうなのだが、ドイツの博物館に行くとドイツ語の説明を読んでも、日本語でスラスラと子供達に説明ができないことが多々あり、もどかしい気持ちにさせられるのが目下の悩みの種である。
とはいえ、まだ幼い子供達にとっても、自分でやってみてあれこれ感じたり考える方が手っ取り早いらしく、こちらが一生懸命説明をしたところで余りちゃんと聞いてくれないのも事実なのだが。。

波を起こす装置


「どの展示が一番良かった?」と感想を聞いてみると、「あのトゲトゲのやつ!」と口を揃えて答えていた。トゲトゲのやつ、とは下の写真にある液状の磁石の展示のことだ。

錯覚をテーマにした展示では、「魔女の家」というアトラクション系の体験スペースがあり、魔女の家の中に座って壁や床がグルグル回る仕掛けまであった。
休暇中で館内に子供がたくさん見に来ていたので、なかなか良い写真が撮れなかったが、ここに載せたもの以外にも興味深い展示が次から次へと出て来た。ドイツの博物館らしく、テーマ別に子供が(大人も)飽きないような工夫があちらこちらにちりばめられており、見応え十分な内容だった。
次回はもう少しわかりやすく説明できるよう、ある程度予習してから臨もうかと思っている。それとも、そこは専門家に任せることにして子供向きのワークショップに参加させるのも一案かもしれない。

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