先日、インド発のスタートアップOYO LIFEをご紹介したが、もうひとつ「住」に関して気になっているサービスがある。
日本で2019年4月のスタートを目標にADDressという月額4万円で提携先の物件に住み放題になるサービスが始まる、というもの。
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ドイツもそうだが、欧米ではルームシェアの文化が日本よりも以前から浸透しているように思う。その背景もあってか、欧州発や米発のコリビングサービスはすでに世界中に拠点を広げている。
日本でもコワーキングスペースなどがどんどん入ってきているが、ADDressのサービスは「定額で住み放題」というサブスクリプション型シェアサービスという点が新しい。
サブスクリプションサービスと聞いてざっと思いつくものを挙げてみると
- 聴き放題 —> Sportify, Apple Music, Google Play, LINE MUSIC, Amazon Music Unlimited
- 見放題 —> Netflix, Amazon Prime Video
- 読み放題 —> Kindleunlimited, NewsPics プレミアム
- 乗り放題 —> Next Bikeなどのシェアバイク
- 住み放題 —> ADDress, HafH
あくまで、自分が把握しているサービスということで挙げてみたが、ここ数年でかなりのペースで増えている印象を受ける。
在宅リモートワークや旅先のワーケーションなど働き方が多様化していく中で、住居も従来の「家があるからそこに住む」という形から「住みたいからそこに住む」という住まいの自由化も加速していくことだろう。
今後10年くらいで、「定住」「定職」といった概念が過去のものになるかもしれない。本当に面白い時代になったものだ。
20年くらい前はそれこそ、日本からベルリン、ベルリンからモスクワに住環境を変えるだけでも一苦労だったのが、今はスマホ一台、スーツケースひとつで完了してしまう。いやもう、話が早い。
こんなサービスが巷に溢れるようになったら、もう誰もじっとしていられないのではないだろうか。私には到底無理だ。
日本初のサブスクリプション型コリビングサービスの今後に注目したい。いつか、日本の田舎に住んでみたいなぁ、というのもいずれ実現できる日が来るんじゃないだろうか。
いい時代になったものだ。