前回の続き。目的地まで辿り着いたのはいいが、来た道を戻るのもつまらないので地図上に示された駅に続いているトレッキングコースを進むことに。
2キロだったら子供でも行けるだろう、というのは間違いでそこから先はまだまだ長いのである。どうやら余り観光地化されていないマイナーなルートを選んでしまったらしく、休憩するカフェもなければキオスクすら見当たらない。最寄駅までの道のりもこれまで歩いた距離の倍以上あるようだ。
人っ子ひとりいない道をひたすら進む。犬を飼っている家が多く、犬には吠えられっぱなしだった。ハイキング客を意識しているのか、窓辺に素敵なデコレーションしている家が目立つ。途中で265線沿いにバス停を見かけたが、シーズンオフの平日なので運行していなかった。
「ママ、まだ歩くの!?後、何時間?」(うーん、後どのくらいかなぁ。)
それでもご機嫌な子供達。ベルリンであればすぐに歩くのを嫌がるのに、自然の中だと道無き道を好んで歩いたり、水たまりを見つけてはしゃいだり。5歳の長男も余りぐずることもなくずんずん歩けるのが不思議だ。それにしても、この日はおにぎりを持参していて本当に良かった。
壊れた風車。チェコ語の案内板が立っていたので、何か意味のある風車なんだろう。
Světlík
Světlík風車はチェコ国内で保存されているオランダ型最大規模の風車。5枚の羽からなるプロペラと強靭な作りの風車小屋はその性格と大きさからも例のない技術的、文化的に価値のあるものだ。この風車はKrásná Lípa, Varensdorf, Jiřetín pod Jedlovouのほぼ中央に位置し、Světlíkという池の側にある。*Centrum Českého Švýcarska
風車小屋から下り坂になり、少し先を行くとヤギの群れが。
あ、向こうの方にやっと駅が見えて来た!
「なんだか小さな駅だけど大丈夫かなぁ。」
まだ続きます。