翌日はMezná(メズナー)からEdmundova soutěska(エドムンド渓谷)のボート乗り場へ向かうことに。普段の日の午前中だからか、渓谷沿いのハイキングコースにはまだ誰もいない。
昨年の夏はメズニー・ロウカ村から青いルートでボート乗り場まで歩き、Divoká soutěska(ヂヴォカー渓谷)をボートで移動したのだが、今回はメズナーから緑のルートで南下してみたら、橋を渡ったところにある案内板にはヂヴォカー渓谷及びハイキングコースが封鎖中だと表記されていた。昨晩、おじさんがチェコ語で色々と教えてくれたのは恐らくこのことだったのだろう。
知らなかったとはいえ、妙な偶然もあるものだ。今回は短いルートでEdmundova soutěska(エドムンド渓谷)のボート乗り場へ向かうことにして良かった。
さて、このエドムンド渓谷だが、19世紀に先ほどのヂヴォカー渓谷と今では通ることのできないフェルディナンド渓谷と共にボート通行と観光のために手を加えたのだそうだ。渓谷のあるカメニツェ川はザクセン・スイスのクリニッツェ川と並んで、以前は木材運搬のために利用されていた。鮭やマスといった魚の漁もボヘミアン・スイスでは重要な位置を占めていたらしい。
少し歩くと前方に休憩所が見えてきた。
ここにも一番乗りのようだ。前回は4歳と6歳のチームだったが、今回は5歳と7歳に。かなり歩けるようになってきたかな?
馴染みの岩の上でパチリ。この岩、記念撮影用なのか登りやすいように足場がちゃんと付けてある。ここでしばらく休憩したら、いよいよボートで渓谷下り。櫂でボートを操る渡し守が面白おかしくガイドしてくれる。今回もチェコ語とドイツ語を交えたお話だった。
フジェンスコに続く渓谷沿いのハイキングコースには豊かな自然がいっぱい。短いルートであれば子供の足でも十分に歩けるとても気持ちの良いところなので一度足を運んでみてはどうだろう。
フジェンスコに到着。夏場はバスが運行しているため、ここから問題なくメズニー・ロウカ村まで戻ることができた。
8に続きます。