1ドイツの義務教育
難民の子供にもドイツの法律が適用される。ドイツでは6歳以上の子供は学校に行く義務がある。義務教育は10年間、最長で18歳まで続く。
義務教育が終わった後も子供は学校へ通うことができる。
2ウェルカムコースとは何か
子供がまだドイツ語を話せない場合は、まず「ウェルカムコース」という特別コースでドイツ語の授業を受けることができる。このコースで普通クラスで学ぶことができるだけのドイツ語力を付ける準備を行なう。
3ウェルカムコースの申請方法
ウェルカムコースで授業を受けるためには、保護者が住んでいる地区の学校局のコーディネート部門(Koordinierungsstelle des Schulamtes )に申し込む必要がある。学校局は子供の入学先の小学校と学年を決める。その際にその子供がウェルカムコースを受講する必要があるかどうかも判断される。
判断基準として子供の年齢、語学テスト、学校医の診察などが考慮される。最終的には保護者が子供と一緒に編入先の小学校に赴き、そこで直接入学手続きを行う。
4問い合わせ先
ベルリンのウェルカムコースについては以下のリンクをご参照のこと。
ベルリン州教育・青少年・家族省HPより難民のための教育
上のリンクをクリックすると多言語に対応しているPDF形式のパンフレットが参照できる。その中に各種問い合わせ先が記載されているので、興味のある方はご参考までに。
5実際の体験談
残念ながら実際にウェルカムコースを受講した子供やその保護者と話をする機会がこれまでに得られていないので、体験談などをここに記すことができないのが残念だ。
実際にウェルカムコースの参観などが可能になれば、またここに追記したいと考えている。どなたかご協力頂ける方がいらっしゃればご一報下さい。