最近、チェコ方面の山に行くことが多かったので、次は海がいい!と言う子供たちのリクエストで、まだ行ったことのないワッデン海まで足を運んだ。
ベルリンからだとバルト海の方が近くて簡単にいけるのだが、広大な干潟の出現する泥の海、というのに惹かれて少し遠いが行ってみることにした。
聖霊降臨祭の休暇中ということもあり、洗濯機付きの理想の宿(泥の海なので、、)はブッキングできなかったが、何とか海岸まで徒歩圏内の宿をクックスハーフェンで見つけた。かなり前のテレビ番組のリサーチでヘルゴ島について調べている際に出て来た町の名前が確かここだったような気がしたので、調べてみるとワッデン海国立公園のビジターセンターも近くにあることがわかった。
ワッデン海と言われても、かなり範囲も広くどこへ行くのがベストなのかが絞れきれなかったからだ。今回の目的地であるクックスハーフェン沿いはニーダーザクセン・ワッデン海(Niedersächchiches Wattenmeer)だが、それ以外にもまだハンブルクとシュレースビヒ=ホルシュタイン・ワッデン海もあるそうで、それぞれに特徴があるようだ。
2009年6月26日にドイツ及びオランダ地域のワッデン海がユネスコ世界自然遺産に指定され、2014年にはデンマーク地域がそれに加えられ、ワッデン海全域が自然遺産として登録を完了した。このニーダーザクセン・ワッデン海はこの自然遺産の中心部に当たる。
ベルリンから車でほぼ5時間の距離だが、途中で休憩を入れての移動になるので、海に着いた時は既に夕方になっていた。とても天気のいい日だったので、森を通って海へ。海風が強く、子供たちも大喜び。
泥の中を歩くと思ったより暖かい泥が足に心地よい。泥の干潟には貝やゴカイ、カニなど色々な生物が生息しているので、発見が多く下ばかり見て歩くことになる。
百聞は一見に如かず。
ただただ美しい。
この日は午後の海だけを見ることになったが、翌日の海の様子が一変するので、それについてはまた次回の「ワッデン海国立公園2」にて。