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Nationalpark Wattenmeer / ワッデン海国立公園3

クックスハーフェンでの滞在後半はあいにくの天気に見舞われた。
それでも子供達は泥遊びに夢中だった。雨が降ろうが槍が降ろうが、ひたすら穴ばかり掘っていたのだから大したものだ。

長女は軽い筋肉痛になり、長男は手に大きなマメが出来ていた。
不安定な空模様の中、それでも何とか雨には降られず、夕方の引き潮の時間帯に馬車ツアーが始まった。

ワッデン海馬車ツアー用の乗り物は泥でぬかるんだ干潟や潮流の中を進むため、写真のように特殊な構造になっている。

そして、この馬車で1時間半ほどかけてNeuwerk(ノイヴェルク)というハンブルク市に属する小さな島へ向かう。ワッデン海に出現する干潟だが、島までのウォーキングなどをする際にもガイド付きで行うことが奨励されている。なぜなら、予期せぬ深い穴に足を取られたり、激しい潮流が泥の下にあったりと経験者にしかわからない危険な場所があるためだ。
このため、馬車ツアーでも目印のくいに沿って島までの専用ルートをたどる。上の写真の右下にある鳥かごのようなものは、不意に水位が上昇した際に避難できるようになっているのだそうだ。

途中で馬車を引く馬が川のように流れる潮流をザバザバと一生懸命渡る場面が何箇所かあったり、泥の中を進むためガタガタと大きく揺れることもあったりと、かなり変化のとんだツアーとなった。

ようやくノイヴェルクに到着し、1時間ほどの休憩が入る。海風が強く冷えた身体を温めるためのストーブまで用意されていた。ソーセージやブレッテと呼ばれるハンバーグを挟んだパンで軽い夕食を摂る。

子供達はここまで馬車を一生懸命引いてくれた二頭の馬、マックスとルナに興味津々だ。長女は帰りは一番前がいいと、手綱を引くおじさんに頼んで前に乗せてもらう。

帰り道の干潟は行きよりも海水が下降しており、また違った表情を見せてくれる。

大きな川のような流れや貝の密集地など、様々だ。夕日がわずかに顔を出し、広々とした干潟をぼんやりと照らす。

結局、17時から開始したツアーは21時前に終了した。子供たちもヘトヘトだ。
この馬車ツアー、機会があれば是非参加してみて下さい。

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