先日のトレプトウ公園に続き、またベルリンから南東へ約1時間ほど走ったシュトルコウ(Storkow)にあるイルランディアIrrlandiaに出掛けることにした。午前中の涼しい時間帯に移動したかったので、9時過ぎには出発し10時半前に現地到着。週末の午前中はベルリン市内もそうだが、郊外のアトラクション施設もまだ人がまばらで駐車場もガラガラである。
イルランディアは遊具や乗り物がたくさんある参加型アトラクションパークである。ディズニーランドのような商業的なハイテク遊園地ではなく、郊外の小さな町外れにある自然をテーマにした素朴な公園と言えばよいだろうか。木で出来た小さな入り口をくぐると、大きなトウモロコシ畑のラビリンスや裸足で歩ける小さな迷路、木で作られた遊具などが目に飛び込んで来る。遠くの方には何やらとてつもなく高い滑り台も見える。とても暑い日だったので、クールダウンできる水浴び場があるのも非常にポイントが高い。まだ空いていたので、子供たちは思い思いにそれぞれ好きなところに散らばって行く。
ドイツは基本的に自己責任の国なので、アトラクションごとに係員がいたりすることの方がまれなのだが、ここでも子供たちがひとりで、あるいは両親と一緒に説明やルールを見ながら好きなように遊んでいる。ドイツでは大人気のポニーの乗馬も親が馬を引いてトウモロコシ畑の周りを一周して帰ってくるシステムだった。長女の乗ったポニーはお腹が空いていたのか、途中で立ち止まり落ちていたものをがりがりとかじりだしたので、仕方なく気の済むまでじっと待つ。やはりドイツはどこかのんびりゆるーい感じなのである。
入場料の7ユーロを払えば限られたアトラクションのみ別途1ユーロ必要だが、料金設定も非常に良心的だ。きちんとしたレストランなどは特にないが、インビスで簡単な軽食は食べられるし、お弁当持ち込みのピクニックも気持ちが良さそうだ。
4歳の息子が自分でさっさと乗れるコロコロ滑り台。しかし、階段のない塔をよじ登るクネクネ曲がった滑り台は保護者同伴だったので、えらい目にあった。夏休みは体力勝負ということで。
そして、6歳の娘は平気でこの恐ろしく急な滑り台をマッハで滑り下りていた。いやはやアッパレ。