Botanischer Garten in Belrin / ベルリンの植物園
ベルリンに20年以上も住んでいるのに、なぜかこれまでに一度も足を運んでいなかったのが植物園(Botanischer Garten)だ。
週末は天気が良かったのと、息子に食虫植物を見て欲しいから一緒に行こう、とせがまれたので家族揃って午後から植物園に向かった。
ずーっと頭の中で自分なりに描いていた植物園とは異なり、広大な敷地にかなり好き勝手に植物が植えられている印象を受けた。庭園内の建物も古く好感が持てる。
さて、この植物園だが、1897年から1910年まで建築家アルフレッド・ケーナー(Alfred Körner)および庭の総監督であるアドルフ・エングラー(Adolf Engler)によって、ベルリン南西部のシュテーグリッツ区に造られたものだ。
19世紀末に活躍した造園家ペーター・レンネやグスタフ・マイヤーを模倣した庭園設計となっている。
総面積43ヘクタール、2万種類ほどの植物が植えられており、世界でも最も大きく植物の種類の豊富な植物園らしい。
中でも目を引いたのが温室だ。中は湿気も高く暖かいので、併設されているロッカーに上着などを置いておけるようになっている。
熱帯性の植物や食虫植物、またおなじみの観葉植物が見せる生息地本来の姿などが見られる、まさに生命の宝庫。巨大なサボテンや蓮の葉など見応えたっぷりだった。
ここはベルリンの厳しい冬場に訪れるのにちょうどいいかもしれない。生命力溢れる植物に囲まれていると、なんだかこちらまで元気になってくるのだから不思議だ。
子供たちはすでに数回足を運んでいたが、「あ、これ前より大きくなってる!」やら「こんなの見たことない!」と喜んでいたので、季節ごとに変化が見られ新たな発見があるのも面白い。
まだ戸外の庭の方は春の兆しがちらほら見える程度だったが、これからシーズンになれば、庭園の満開の花々がさらに目を楽しませてくれること間違いなしだ。
一度では全て見て回れなかったので、また近いうちに足を運んでみようと思う。併設されている博物館にも行ってみたい。
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