子連れポズナン二日目。
この日もなぜかまた動物園へ。昨日は偶然、旧動物園の前を通りかかったので中に入ってみたのだが、今度は街の東外れに新しくできた動物園へ向かうことに。
宿泊アパートからはドンブロフスキエゴ(Dąbrowskiego)通りから出るトラムとバスを乗り継いで1時間弱とかなり遠い。
マルタンスキエ湖の隣に動物園の広い敷地が横たわっている。この湖の周辺にはプールやアスレチック、人工スキー場など休日は賑わうレクリエーション施設が多く集まっているようだ。
しかし、訪れたのは平日。ベルリンの動物園とは違い、平日は人がほとんどいない上にレストランなどの施設もかろうじて開いているという状態だった。メニューも週末の3分の1ほどしかない。
そう言えば、以前チェコの小さな街の動物園に行った時も、同じように平日はガラガラだったのを思い出した。
さて、この動物園、あまりにも広いので中で迷ってしまった。どこまでが動物園なのかすら曖昧なのだ。
全てを徒歩で回るのは大変なので、構内には無料の車両が走っている。
この新動物園は旧動物園の100周年記念に合わせてオープン。旧動物園の限られたスペースを補うために新たな施設を建設する必要に迫られたのだそうだ。
1971年以降、変温動物のパビリオンのみを残し、動物たちは順に新しい動物園に移された。
敷地面積は117ヘクタールほどあり、ポーランドで二番目に大きな動物園なのだそうだ。どうりで広いはずである。
野生のカモも人が少ないので、のんびりと道路を散歩していた。人懐っこいのかカメラを向けても逃げようともしない。
ところで、このガラガラで人気のない動物園のジムにシャワーズを置いてみたところ、なんと2日経ってもまだポツンと一人ぼっちでジムを守っているようだ。ベルリンに帰ってきたというのに、ポケモンがまだポズナンの動物園にいるというのもすごい。
ジムの名前がŻubrになっているので調べてみたところ、どうやらビールのメーカーらしいことがわかった。しかも、アサヒビールが一部株を保有しているらしい。縁があるのかないのかわからないが、なかなか面白い偶然だった。
そんなわけで、この日も園内で散々迷ったおかげでよく歩いた1日となった。