Park Mickiewicza / ポズナンのミツキエビツァ公園

ポズナン最終日。

最終日がこれまた夏日で28度くらいまで気温が上がった。

子供たちも連日遊びすぎたのと、うだるような暑さで歩きたがらず。

アパートをチェックアウトし、中央駅でひとつだけ幸運にも空いていたコインロッカーに荷物をなんとか押し込む。

とにかく暑い。暑いのに中央駅や街中にはコスプレをした人々がわんさかいた。どうやらコミケがあるらしい。そう言えば、ピカチューの帽子をかぶったお姉さんがロッカーの使い方を親切に教えてくれたのだった。

こんな時はまた水辺へ。駅から近いところで水のあるところ。大きな噴水のあるミツキエビツァ公園へ行くことに。側にはポーゼン城もあり、お気に入りのカフェも入っているのでそこでランチをすることにした。

3人とも疲れていたので、カフェでうだうだとランチ。カッテージチーズとチェリーのクレープとサラダをシェア。

ロシアのブリヌィ、チェコのパラチンキと並びポーランドのナレシニキもやはり美味しい。

食べて少し元気になったので、ミツキエビツァ公園で涼むことにした。ミツキエビチはポーランドの国民的詩人でポーランドの独立運動にも大きく影響を与えた人物とされる。

途中で大きなモニュメントが。息子はこういった記念碑にいつも反応する。

「ママ、これはなに?なんでこんな大きいの作った?」

1956年のポズナン蜂起による犠牲者

この記念碑は 「ポズナン暴動」(Poznański Czerwiec ’56)、ポズナンの労働者蜂起を記念して作られた。ポラーンドの軍隊と衝突したことから10万人に及ぶデモ参加者のうち57名が犠牲になり、およそ600名の負傷者が出ている。

1989年にポーランドの政権交代を経て、ようやく労働者蜂起やそれによる犠牲者について自由な意見交換や公式の見解が出されるようになった。

同年に起こったハンガリー動乱やプラハの春にも影響を与えたと思われるポズナン労働者蜂起は西欧やその他の国々ではあまり知られていないのだそうだ

噴水のある池に入って遊ぶのに飽きたら、今度はアイス。

「ママ、さっきトラム降りたとこにアイスあったやん。」

アイスのある場所をしっかりとチェック済みの子供たち。

Na Teatralce

コーヒー味のアイスとバニラアイスを食べて、そろそろ駅へ向かうことにした。

これまでの滞在で一番混んでいたのがコミケで賑わっていたこの日の中央駅ではないか。

ポズナンはベルリンから列車で3時間ほどで行ける上、街もこじんまりしていてカラフル。そして何と言ってもごちゃごちゃと混んでおらず、とてもゆっくりできる歩きやすい街である。

機会があれば是非ポズナンにも足を伸ばしてみてほしい。

クラクフやヴロツワフにも行ってみたいなぁ。ポーランドがますます好きになった。ポズナンへの旅、子供たちにも大好評でした。




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