ラトビアの首都リガ④ 街歩き編 〜Reise nach Riga〜

前回の投稿「中央市場」編では、伝統的な分野ではロシア系住民が強い、というようなことを書いた。

今回はそれとの対比というか、リガの街で最もヒップなエリアと言われている通りを中心にご紹介しよう。

今回の滞在でもAirbnbにお世話になった。知らない街に行く際はエアビーのローカルガイドなどがとても参考になる。利用させてもらったアパートのホストがまとめてくれていた観光ガイドが街歩きにとても役に立った。

動物園に行く際に乗ったトラム11番線沿いの道が「リガで一番ヒップなエリア」と紹介されていたので、歩いてみることにした。ヒップという定義はさておき。

外からでは分かりにくいが、内装がとてもいい雰囲気のブックショップを見つけた。2017年にできたばかりのようだ。

店内には黒づくめの女性がふたり談笑していた。そのうちのひとりが英語で店のコンセプトを説明してくれた。

「このショップでは在庫というものがほとんどなく、どの本も1冊かあっても2冊しか置いていません。ですから、ページをめくる際には手袋の使用をお願いしています。本の冒険が待っていますよ!ゆっくりしていってくださいね。」

こういうコンセプトは好きだ。本のセレクトショップとでも言おうか。時間をかけて丁寧に選び抜かれた本が閲覧できるようになっている。英語の本も多く、何冊か気になる書籍が見つかった。今回は英語、ラトビア語、ロシア語で書かれた言葉遊びのコンセプトアート的な本を購入することに。

娘も児童書コーナーで手袋をはめて気になる本のページをめくっていた。日頃から本をもっと大切に扱って欲しいと思っていたが、いい経験になったのではないだろうか。

電子書籍が幅をきかす中、このような本のセレクトショップの存在というのはある意味、かなり贅沢なことだと思う。とても素敵な空間だった。

ブックショップから目と鼻の先にセレクトショップらしきものが。ブダペストでも店舗の数とクオリティーの高さに驚いたが、リガの方もなかなかいいラインナップ。ただ、料金はユーロ圏のためか、かなり高め設定である。

お国柄なのかニット製品が特に良かった。

ブダペストでもそうだったが、この類のセレクトショップを何件か回ると置かれている製品が似通っていることに気づく。その街の旬のブランドというものが見えてくるのは面白い。

Neptuns出版社の書籍

M50というこのセレクトショップ。同じ通りに2店舗あり、カジュアル路線や子供服も展開している。アクセサリーや小物系に気になるものが多かった。

オンラインショップもあるようなので興味のある方は是非。

少し先に歩いて行くと、トラムの停留所が見えてきた。停留所の名前はLaima、ラトビアで有名なライマというチョコレートメーカーの工場見学ができる施設のようだ。

停留所のベンチもチョコレート型になっている。直売店も併設されていたのでお土産を購入する。

ここまでゆっくり見ていたら2時間くらいがあっという間に経っていた。休憩のため近くにあったカフェに入ることにした。

Rocket Bean Roastery

広いゆったりとした店内。独自の焙煎スペースも備えたカフェだ。落ち着いたインテリアも好感がもてる。価格はベルリンとほぼ同じだった。

抹茶ラテ

ラトビアはビザも比較的取りやすいと耳にしたことがあるので、この近辺にIT関連会社やコワーキングスペースのようなものがあるのかもしれない。

ひとつの通りにあるショップを紹介するだけになってしまったが、現在進行形のリガを感じるには十分だろう。

「ママ、またリガに行きたいな。」と娘も言っていたので今回の旅でリガを満喫できたようだ。子連れでも安心して歩くことのできる街なので是非。

この滞在を機会にまた「物語 バルト三国の歴史」を読み返してみようと思う。

ショップリスト:

Mr Page: http://www.mrpage.lv/
M50: https://m50.lv/
Neptuns: https://neputns.lv/
Laima Choclate Museum: https://www.laimasokoladesmuzejs.lv/en/
Rocket Bean Roastery: https://www.rocketbeanroastery.com/



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