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Die Castorf-Ära ist vorbei / カストロフ時代の終幕

昨日、2017年7月1日の公演をもって、カストロフ率いるフォルクスビューネの幕が下りた。
ストリートフェスなども企画されていたようだが、それには行けなかったため、一晩明けた今日、フォルクスビューネ周辺の様子が気になっていたので足を運んでみた。
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なんと「!」の垂れ幕がちょうど撤去された後だった。。これで、「OST」も「!」も足のついた車輪のロゴもなくなってしまったわけだ。

誰が設置したのかは定かではないが、足のついた車輪のシンボルがあった場所に真っ黒な柱とその上に小さなオレンジ色のシンボルが刺さっていた。そして、その脇には壊れたマネキンとANFANG(始まり)の文字が。

曇天が似合う不吉なオブジェか。誰の手によるものなのだろう?

ん?何だこの椅子は?ちょうどいいところに椅子がある。ご丁寧に鍵まで掛かっている。

椅子に上るとWIR WERDEN EWIG LEBEN!「我々は永遠に生きる!」の横断幕が見える憎い演出!?誰が仕掛けたのかは不明だが、とにかく粋な計らいである。

建物の右手にある書籍コーナーはまだ寂しそうにポツンと残っていた。そこにもWas bleibt「何が残る」やMusst bleiben!「残るべきだ!」などのメッセージが。

こちらはAlexander ScheerのポスターとMUSST BLEIBEN!のメッセージ。

建物の側面にはMACH DOCH!「勝手にしろ!」この訳が適切かどうかはわからないが、次期総監督デーコンへの当てつけだろうか。

そして、フォルクスビューネの入り口には花が添えられていた。
どちらにせよ、カストロフと彼率いる俳優陣との壮絶な舞台を簡単に観ることが出来なくなってしまったのはとても残念なことだ。

「演劇というのは、ある空間の基底性のなかに置かれた身体と言葉が、その場特有のメッセージを出すことなんですね。逆を言えば、あるメッセージを観客に向けて発するのに有効な空間を発見する、それが演劇なんです。」演出家の鈴木忠志さんのこの言葉はカストロフのVolksbühneで感じたまさにそれだ。

時期総監督デーコンの胸中も計り知れないが、これほどのプレッシャーの中でどのように今後のフォルクスビューネの舵取りをしていくのかとても気になる。まずはその手腕を拝見するとしよう。
ただし、デーコンの「フォルクスビューネ」に足を踏み入れることはないだろうけれど。
最後にrbbのAbendschauのリンクを貼っておくのでご参考までに。
https://www.rbb-online.de/abendschau/archiv/20170701_1930/Volksbuehne.html

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