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懇談会と吹雪

朝方、何だかいつもより冷えるなぁ、とコーヒーを飲みながらぼんやり思っていたら、午後になると吹雪いてきた。もちろん、買い物にも行きそびれてしまい、ぐずぐずしているうちにあっという間に小学校の懇談会の時間になってしまった。
全く外に出る気がしないが遅れて行くわけにも行かず、余りにもすごい雪なので傘をさして行くことにした。

戸外は吹雪いており、傘をさしていても数分で雪だるま状態に。這々の体で懇談会の時間には何とか間に合い、15分程担任の先生と話をした。内容はまあ、ほぼこちらの予想通りのもので、計算にちょっとまだ時間がかかるということと、時計の読みと数字のディクタートの練習をした方がよい、というものがひとつ。後はドイツ語の読みがまだ少し甘い、ということだった。
23→にじゅうさん
23→drei und zwanzig (さんとにじゅう)
この数字の書き取りが曲者で、例えば日本語の場合は「23」は前から順に「にじゅうさん」と読めばいいが、ドイツ語は全く逆で「さんとにじゅう」と読まなければいけない。そうすると、長女のように日本語とドイツ語のバイリンガルだと、ドイツ語で「さんとにじゅう」と言われると、32なのか23なのか分からず混乱してしまうことになる。そして逆もまた然りで、日本語で23と言われたときに、32と理解してしまうこともあるわけだ。時計の読みも1時半がドイツ語では「2時の半分」になったりするので、多少混乱するのではないかと思う。
ドイツ語の読みに関してはいずれ追いつくだろうと考えているので、特に心配はしていないのだが、日本語学習に費やす時間をドイツ語学習に回せれば、とっくの昔にスラスラ読めるようになっているのになぁ、と思ったりもする。今後、現地校の学年が上がるにつれて、この問題とは常に向き合うことになるのだろう。
勉強のことはさておき、長女は学校生活をうまく楽しんでいるようなので親のいらぬ心配はご無用、だ。
さて、キタまでの道のりは長女が乗ったそりを引っぱる羽目に。授業終了後のHortでそり滑りに行くはずだったのだが、雪の降り始めが遅かったのか積雪が足りず行かなかったらしい。そりを持って行ったおかげで、帰り道にそりに乗れたわけだ。

余りにも吹雪いていたため、顔もマフラーで隠してそりに乗っていた。「あ、もうこんなとこまで来たん。」
こっちがふうふう言ってるのを他所にふざけた娘である。

ま、でもキタから行きそびれたスーパーまでと、自宅まで弟を引っぱってくれたのでヨシとしよう。
懇談会から自宅に戻るまで、雪のおかげで3時間も掛かってしまった。
なんでだ!?

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