Der Weg zur Einschulung / 小学校入学までの道のり

今年の秋(2018/10/4-17)には、また来年度の新入生のための小学校申し込みの手続きが始まるので、少しでも参考になればと思い、私が手続き上経験したことをまとめておこう。最初に断っておくが、様々なケースが考えられるのであくまでもひとつの例として参考にしてもらえればと思う。
ドイツの他州の事情までは調べていないので、ここでは触れないがベルリンに限って言うと、小学校に上がる際、場合によってはかなり煩雑な手続きを踏む必要が出てくる。今年の入学申し込みついての詳細はこちらのリンクをご参照のこと。
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  1. 指定校「Einzugsschule」から入学案内が届く(入学届出期間開始1〜2週間前)
  2. 指定校に必要書類の提出(指定校入学届け、あるいは転校届けなど)→提出した際に学校医による検診「schulärtzliche Untersuchung」を予約する
  3. 指定校あるいは学校局「Schulamt」から2に対する通知が届く(翌年5月頃)
  4. 指定校への入学最終確認や希望する学校への入学が認められなかった場合には学校局に異議申し立てを行う「Widerspruch einlegen」
  5. 異議申し立てに対する返信など

例えば我が家の場合、長女の2015/2016の指定校区域が長男の学年2018/2019に動いてしまい、兄弟なのに同じ学校に入れなくなってしまった
基本的に住所によって振り分けられる指定校で諸々の手続きを行うのだが、指定校にそのまま入学を希望する場合はほぼ問題ないと考えてよいただ指定校区域変更などで、別の学校に転校届けを出した場合には「兄弟優先枠」などの優先順位というものがあり、仮に指定校区域が移動しても優先的に枠をもらえる、ということに建前上はなっている。

  1. 指定校区域内に住む児童
  2. 兄弟あるいは友人が在籍
  3. 学校の特別なカリキュラム(語学など)を希望する場合
  4. 仕事上のやむ得ない事情など
  5. その他の理由

ただし、ここ数年の状況を鑑みると、この2の「兄弟優先枠」が採用されることは実質上なくなりつつある。特に子供の数が多い地域だとほぼ不可能に近い状況だと言わざるを得ない。これまでは、異議申し立てが学校局によって却下された場合でも専門の弁護士を雇って訴訟すればほぼ勝てると言われていた。今回も実際に訴訟を勧めてくる人が何人もいた。しかし、あまりにも訴訟件数が増えるのに伴い、その状況にも変化があったようだ。
入学までの道のりを時系列に沿って見てみよう。


2017/9/20  指定校から入学案内が届く。この時点で長女と別の学校に指定校が変更になっていることがわかる。
2017/10/4  指定校を通して長女の通う学校に転校届けを提出
2017/12月上旬  学校医の検診を受ける。特に問題なし。
2018/6月上旬  5月中に届くはずの書類が届かないので、学校局及び指定校へ出向いて直接問い合わせを試みる。ここで初めて、手違いで全く届出をしていない別地区にある私立の小学校へ飛ばされていたことが判明、その上で指定校へは転校を希望している事情などを説明した上で指定校の枠を確保してもらえるよう交渉する。
2018/6 /14 兄弟枠が適用されず、長女と同じ学校へ通えない旨の知らせが学校局より届く。
*2018/6/16  ミッテ地区学校局でカビが発生し、職員が入学手続き書類にアクセスできない状態に陥っているとの報道
2018/6/18  これまでの経緯を指定校へ知らせたところ、その場で入学確定書を手渡しされる。転校希望先の学校には万が一空きが出た場合には連絡を入れてもらえるよう依頼しておく。
2018/6 /25 上記を踏まえ異議申し立てを行う。学校局、異議申し立てを受理。
2018/7/5-8/17  夏季休暇に入り、各方面への連絡が不可能になる。
2018/8/20  休暇が開けても学校局からは予想通り異議申し立てに対する返答は一切なし。指定校のオリエンテーション開始。転校希望先に再確認するも、可能性はほぼゼロとの返答。これ以上、先延ばしにしても意味がないと判断し、長男を指定校のオリエンテーションに参加させる。ここで、同じ状況の知人に会い、訴訟したが敗訴したとの報告を受ける。ここで初めて転校できる可能性は全くないと確信するに至る。
2018/8/25  指定校の入学式


とまあ、こんな具合である。一言で言うと、「指定校区域の変更」が諸悪の根源であるので、どうしても変更が必要なのであれば、兄弟が通っているか通っていないかくらいは事前に把握し、そこは考慮して頂きたいように思う。そうすれば訴訟件数も格段に減るであろうし、煩雑な手続きがかなり省略できるのではないだろうか。
「学校局に何回も交渉に行ったら希望校に入れた。」とか「訴訟さえすれば必ず入れる。」とか「学校局に出向いたが感じが悪く対応すらしてもらえない。」など、根拠もない噂が巷に溢れるものだが、あくまでもひとつのケースでしかないので、必ず自分で実際に確かめた上で、諸々判断されることをお勧めしたい。そして、通知がなかなか届かないなど、少しでもおかしいな、と思った時は放置しないで対処法を考えた方が安全だと思う。そもそも学校局というかベルリンの役所関係は人手不足などできちんと機能していないことが多い。
何はともあれ、息子は毎日楽しそうに学校に通っているので、「結果オーライ」である。兄弟別々の小学校に通うことになったので、またそれぞれの学校の違いなどについてもいずれ書いてみようかな。

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