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Nur eine Zeile vor dem Schlaf / 寝る前に何か一言

3月末から、どちらかというと嫌いなジョギングをイヤイヤ始めたのだが、今朝も罰ゲームのようなノルマを終えて汗だくになりながら家へ帰ろうとしたら、公園を出てすぐのところで前から来る人に声を掛けられた。
道でも聞かれるのかな、と思って立ち止まると「英語?フランス語?」と聞いてくるではないか。場所柄とはいえ、ドイツ語以外の言語がデフォルトになりつつあるなぁ、と半ば呆れながら「ドイツ語。」と答えるとやや意外そうな顔をされた。
こちらはまだ走り終えたばかりで息が乱れているというのに、向こうはドイツ語で畳み掛けるようにこんな風に言っていた(ような気がする)↓
スクリーンショット 2018-04-18 20.30.46
こっちが汗だくだというのに朝っぱらから優雅なことである。
ただ、青いジャケットをオシャレに着こなしていたのである意味、説得力がないでもなかった。彼が持っていたメモ用紙の束は恐らく自分で書いた詩か何かなのだろう。50セント持っていたらもらえたのにな、と少し残念に思わないでもなかった。
自作の詩が50セント。どこか物悲しい。
空の青さ、ではないがそんな彼の言葉で、いつも走っている公園の底に投げ込まれて沈んでいた自転車の写真を思い出したのでこの出来事と一緒にツイートしておいた。
今日の一言は恐らくこうだ。
青いジャケットと空。自転車の沈むアオイ池。
真夏のような暑さなのに、なぜか今年は公園のいつもの桜の開花が遅い。今週末には満開になるだろうか。夏日に桜、というのもどこかちぐはぐな取り合わせである。
空が青すぎてどこか情緒がない。

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