帰宅部の活動記録 〜Bleibt zuhause〜
先日4月27日からマスク着用が義務付けられることになったベルリン。例のごとく州によって細かな規定が異なるのでその辺は割愛するが、ベルリンでは公共交通機関を利用する際のみにマスク着用が義務付けされている。罰金などは今のところナシだ。
それとは引き換えに、と言っていいのかは分からないが進級やテストを控えている学年のみ小学校やギムナジウムが5月4日から段階的に再開されたり、条件を満たす小売店が営業再開を認められたりと外出制限に伴う制限も一部緩和の方向へ動きだしている。
ストイックな生活に慣れてきた頃に、また緩和政策。正直、これまでのペースが乱されるようで煩わしく感じてしまう。
学校再開にしても、長女の5年生のみで長男の2年生は再開見込みが立っていない。これでは逆に先の予定が立てられない。感覚的に緩和は時期尚早な気さえする。
感染者数の推移に合わせ、状況が刻々と変化するのは致し方ないが、ある程度の見通しが立たないと何かを計画して実行するというのは難しいことなのだな、と改めて感じさせられる。
外部からの様々な要因は自分一人ではコントロールできないので、精神安定のために自分でルールを作ることに決めた。
手っ取り早いルール。こうなるともう毎日走るしかないではないか。
どんなに忙しくても、気が向かなくとも1キロでもいいので「走る」ことを日課にしてみるのはどうだろう、と思い付いた。外出制限で身体が鈍りがちなので一石二鳥だと。
そんなわけで、体調の優れない日を除いてかれこれ26日間走り続けているが、生まれてこのかた苦手なジョギングを日課にできるなんて夢にも思わなかった。
現状、自分でコントロールできない要因が多すぎるので、バランスを取るために必要なアクションなのだろうと理解している。
お酒も飲まなければ、タバコも吸わない。ゲームもほとんどしない。
そんな自分が淡々と毎日出来ることといえば、こうして取り留めのない文章をせっせと紡ぎだすことやマイペースに身体を動かすことくらいしか選択肢が残らなかった。
そういえば、一時期これまたふと思い立ってブログ毎日更新にチャレンジした時期もあった。2019年の2月から4月中旬くらいまで続いていたはずだ。
継続は力なり、というのは本当でこの26日間の間に3キロの壁どころか、5キロの壁も突破できた。軽く5キロ完走できるようになるのはまだまだ先のことだろうが。
- ジョギング
- ブログ
- 読書
- 語学(Duolingoでロシア語など簡単な習慣づけ)
- その他(映画鑑賞、ピアノの練習、塗り絵、筋トレなど)
不思議なもので、上のような活動を黙々と静かにこなすだけでも1日はあっという間に過ぎ去り、それはそれで充実しているのではないか、と感じることが多くなった。
どれも内向的な活動だが、これほど他人との接触が制限されることなど恐らく滅多にないはずなので、今だけできることだと思ってとことん自分と向き合ってみるのも良いかもしれない。