アート

ベルリン

Berlin 1993〜94 / 90年代のベルリン①

日本の大学では英米文学専攻だったので、安易な考えで卒業したらアメリカかイギリスに1年くらいまずは住んでみよう、と思っていた。 そして、その下見も兼ねてまだ行ったことのないヨーロッパに一人で旅をした。 ビートジェネレーションに興味があったので...
シアター

der die mann / シャウビューネでの観劇

ドイツ、というかベルリンにもう随分と長く住んでいるが、ずっと敷居の高かったもののひとつにシアターでの観劇がある。 家の近所にフォルクスビューネがあるのにもかかわらず、ずっと理解できないに違いないという思い込みで、敷居を跨げずにいた。 そんな...
ベルリン

Puppentheater Firlefanz / 人形劇場

"Firlefanz"とは英語ではfool around、「ふざける」といったような意味だ。今日はそんな名前を持つ近所の小さな人形劇場について少し。 毎年、クリスマスが終わり年越しを迎えるまでの数日間、予定がぽっかりと空いて子供たちとのイベ...
ドイツの小学校生活

Junge Staatsoper / 子供のためのオペラ

先月末にDer unglaubliche Spotzを子供たちと観た。 ストーリーが面白い。 アリューリエン国(Allyrien)の王アスタス・バスタス(Astus Bastus)は急性騒音過敏症に悩まされている。ところがバートロメウス・ブ...
ドイツの歴史

Vater und Sohn / 「父と息子」ドイツのイラストレーター

表題のイラストを見て、「あ、どこかで目にしたことがある。」と思った人も案外多いのではないかと思う。 6コマから8コマほどでストーリーを完結するテキスト無しのミニマルスタイル。お父さんと小さくて生意気な息子の日常をユーモラスに綴ったストーリー...
ベルリン

"Doch Kunst" / ベルリンとシアターの関係

9月からクリス・デルコン率いる新生フォルクスビューネが始動した。一筋縄では行かないだろう、と予想はしていたが仕事で朝ホテルに向かう途中、ふと劇場の入り口付近を見るといつもより人だかりが多い。 正面入り口の上には青い横断幕、「DOCH KUN...
ベルリン

今年もHamburger Bahnhofでワークショップ

昨年の夏休みに長女が参加したベルリンの現代美術館ハンブルガー・バーンホーフでのワークショップ。今年もあるみたいだよ、と伝えたところ参加したいと言うので申し込んだのがこちら。 Hamburger Bahnhof – Museum für Ge...
旅行

ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館〜K21 Düsseldorf〜

デュッセルドルフと聞いて、まず思い浮かべるものは何だろう。ドイツ在住者であれば「美味しいラーメン屋」かもしれないし、そうでなければ「日系企業の集まる裕福な街」かもしれない。 「アートの街」というイメージをデュッセルドルフに持つ人は少ないかも...
ベルリン

Die Castorf-Ära ist vorbei / カストロフ時代の終幕

昨日、2017年7月1日の公演をもって、カストロフ率いるフォルクスビューネの幕が下りた。 ストリートフェスなども企画されていたようだが、それには行けなかったため、一晩明けた今日、フォルクスビューネ周辺の様子が気になっていたので足を運んでみた...
ベルリン

Volksbühne am Rosa-Luxenburg-Platz / カストロフ退任とフォルクスビューネの行方

「偽善者の企み。モリエールの生涯」 ミハイル・ブルガーコフより 今、見ておかないといつになるかわからない。5時間15分という長丁場と予備知識のかけらもない演目に気圧されしつつ、まだ残席の残っていた上記の劇を観に行く事にした。 カストルフは恐...