Fussball-Tournament und DriveNow / 遠征試合とカーシェアリング

今日は久しぶりにDriveNowを利用する必要に迫られた。いつもなら土曜日のサッカーの試合が例外的に日曜日のトーナメント試合に化けたためだ。

相方はすでに入院中の母親のお見舞いに行くことになっており、車が出せなかった。ハンブルクから義姉も合流するので尚さらである。

そして、運悪くトーナメント試合がこれまたベルリン郊外のKarowという場所だった。それどこ?と思われた方も多いと思うのでグーグルマップを貼っておこう。

ミッテからだと車で約30分、Sバーンの最寄駅はBerlin-Buchである。市内から45分くらいはかかる。

息子の週末のサッカー遠征はこんな風に、ホーム試合以外はこれまでに足を運んだことのないような遠いところまで出かける必要に迫られるのだ。

通常は相方が車で市内のあちこちで行われる試合に連れて行くのが常なのだが、今回は私がやむなくその役を引き受けることになったわけだ。

「ママと車で行きたい!」

やはりそうくるか。久しぶりだし、練習も兼ねて乗って行くことにした。

「Karow?ちょっと遠いよなぁ。。果たしてここはエリア内なのかな?」

ちらっとそんな考えもよぎったが、とにかく目的地を目指すことにした。

日曜日のお昼過ぎ。チャイルドシートが付いている車がなかなか家の周囲で見つからない。週末は子連れで出かける家族が多いということなのだろうが、カーシェアリングはそもそも子連れに優しいサービスではないのである。

運良く出かける15分前に徒歩5分の距離に適した車が見つかった。慌ててそこまで移動して車を見つけるが、なんと大通りの工事現場枠内にしれっと停められていた。

「ママ!あんなとこに停めたらあかんやんな。」

そう思うぞ。しかし、そのお陰で間に合いそうなので良しとしておこう。

グーグルマップを頼りにどんどん北上する。それに伴って、景色はどんどん旧東エリアを実感させるものに変わっていく。ベルリンのPankowを出た辺りから、これはややこしいことになりそうだ、と実感。

トーナメント試合の会場には時間通りに着いたのだが、団地内のスポーツ施設だったため、駐車場も整備されておらず現場は出たり入ったりする車で大混雑。そこでまず心が折れるが、親切な男性に助けられて何とか車を所定の場所に収める。

そこで、レンタル終了ボタンを押すが以下の表示が。

X パーキングエリア外にいるため、レンタルを終了することができません。

「あーあ。やはりそうくるか。ここまで苦労して停めたのに、出るのも一苦労じゃないか。。終わった。」

というのが正直な感想だ。仕方がないので、カスタマーサービスに連絡を入れて、パッケージ契約に変更できないかどうか聞いてみることにした。

息子は無事にチームに合流し、すっかり試合モードになっていたのと3時間くらいの予定だったため、車のことを解決するのに十分な時間があったわけだ。

カスタマーサービスの女性曰く、「3時間のレンタルでは間に合わないと思うので、6時間になってしまいますね。その場合は55ユーロですが、エリア内に移動してそこでレンタルを終えればそれよりは安く済みますね。申し訳ありません。SバーンPankow-Heinersdorfまで移動し、そこから数駅戻ってもらえますか。どうされます?」

Pankow-Heinersdorf、それどこ?という具合だが、20分ほど南下したエリアのようなので、仕方なく戻ることにした。これも経験。実地練習。グーグル先生は容赦ないので、途中で一部高速に乗らされたり、住宅街の狭いクネクネした道を走らされたりと神経がすり減ってしまう。そこで、ようやくSバーンの駅併設のPark+Rideエリアに停めレンタル終了ボタンを押したところ、再度この表示が。

X パーキングエリア外にいるため、レンタルを終了することができません。

どうやら、Sバーン沿いの反対側からパークエリア圏内らしい。ここでさらにダメージを受け、HPが限りなくゼロになった状態で何とか反対側の道路沿いに停車し、何とかレンタルを終えることができた。

DriveNowは市内をちょっと走るのには快適なサービスだが、間違ってもエリア外に出てはいけない、ということを徹底的に叩き込まれた。

恐ろしいことに、まだ続きがあって試合会場に戻るSバーン。S8は途中で曲がって西側のCエリアへ。S2は数駅で試合会場最寄駅のBerlin-Buchへ行くのだが、もちろんHP0の私は見事にS8に乗ってベルリンの最果てにたどり着いたのである。

Mühleから始まり、mühleで終わるこの駅。反対側のホームから帰ろうとしたが、ホームが見当たらない。列車を待つ人ふたりに確認したが、どうやら単線で戻ってくる列車に乗るように言われた。単線のSバーンが存在するとは知らなかった。

なぜか徒歩検索

そんなわけでもう会場に戻れないんじゃなかろうか、と3度目に心が折れるが這々の体で試合会場に戻れた時は軽く感動すら覚えたわけである。息子の出場した試合も何とかひとつは見ることができた上、爽快なシュートを放っていたので全て丸く収まった、ということにしておきたい。

Schiedsrichter-Streik / 審判のストライキ

毎週土曜日か日曜日に息子のサッカークラブの試合がある。先週の金曜日にWhatsappで突然、連絡が入った。

「今週末に審判がストライキを行うとのことです。現場での混乱を避けるため、今週末に予定されていた試合は延期することにしました。」

えっ!?審判のストライキって一体なに?どういうこと??

サッカー事情に詳しい相方に聞いてみると、最近アマチュアリーグの試合中に審判への暴力沙汰が増えているとのこと。どうやらそれを受けて、審判たちがストライキを決めたのだとか。

アマチュアリーグで暴力沙汰!?

やれやれ、なんというかドイツ人のサッカー熱もここまで行くと呆れるほかはない。しかし、メディアでの報道によると事態はかなり深刻なようだ。

rbbの記事にはこんな見出しが。

Berliner Fußball-Verband sagt alle Spiele des Wochenendes ab

25.10.19 | 19:38 Uhr

Der Berliner Fußballverband hat auf die Streikankündigung der Schiedsrichter reagiert und alle Amateurspiele für das Wochenende abgesagt. Betroffen sind von der Berlin-Liga abwärts 1.600 Spiele. Grund für den Streik ist die anhaltende Gewalt gegen die Schiris.

ベルリンサッカー協会が週末すべての試合をキャンセル

ベルリンサッカー協会は審判のストライキ告知に対し、今週末に予定されていたアマチュア全試合のキャンセルを決めた。これによりベルリンリーグの1600試合が影響を受けた。ストライキの理由は審判に対する暴力である。

rbb / Berliner Fußball-Verband sagt alle Spiele des Wochenendes ab

これはもちろん、アマチュアリーグの男性部門で起こっていることであり、少年サッカーリーグには何の関係もない。サッカー協会としては、自体をそれだけ深刻に捉えこの状況を世間に知らしめるために全試合のキャンセルを決めたのだろう。

昨日はサマータイム最終日でとても暖かい晴れた1日だった。しかし、相方が体調を崩しており早朝からサッカー場へ向かわずに済んで少しホッとしたというのが正直なところだ。

ドイツはサッカーに熱心な国、というイメージだが、審判への暴力というのはさすがにどうかと思わされる。子供の時から審判やチームメート、試合相手へのリスペクトを徹底的に教えておけばこんなことにはならないはずだ。サッカーが好きなのであれば、フェアプレーの精神を徹底してほしい。

「ベルリンのサッカー場での暴力は前のシーズンに比べても今シーズンで増加している。」審判顧問会議はストライク決定の理由をこう述べている。「シーズン開始後の数日間ですでに109件の暴力や差別的な行動がサッカー場で記録されている。」その内の53件は審判が被害にあったものだ。「この数字は非常に危険なレベルであり、はっきりとしたストップサインを示すことが重要だと考えた。」と審判委員会のヴェーリング。

前シーズンではベルリンにおいて審判に対する暴力は150件以上が報告されている。これらは身体的暴力や脅しなどの罵倒にまで及ぶ。その結果、審判の後継者が減少しているのだそうだ。毎週末に行われる1600の試合に対して、審判の数が1100人しかいないというのが現状らしい。

いくらサッカー好きでも、身の危険を冒してまでアマチュアの審判をやろうという人はなかなかいないだろう。今回のストライキで何か具体的な改善策が生まれればいいのだが。。

FIFA(国際サッカー連盟)の審判委員会長を務めるピエルルイジ・コッリーナ氏が、アマチュアサッカーで笛を吹く審判員が不当な扱いを受けているとして警鐘を鳴らした、というニュースがすでに2年前に日本のネットニュースで見つかった。

どうやら、ドイツで今に始まった話ではないようだ。サッカー恐るべし。

参照記事:rbb / Berliner Fußball-Verband sagt alle Spiele des Wochenendes ab
gooニュース / 審判に対する暴力・罵倒…”名審判”が警鐘「トップがアマチュアに正しいメッセージを」