Fitbit charge4の使用感
コロナ禍でロックダウンが続くベルリン。
カフェやレストランも閉鎖中、小売店などもつい最近まで生活必需品を販売するスーパーやドラッグストア、薬局などをのぞいてほぼ全てがクローズ。映画館やシアター、コンサートホール、美術館や博物館も閉館していた。
先週からようやく一部ロックダウンが緩和されたが、まだまだ自由に移動したり買い物ができる「日常生活」からは程遠い状況が続いている。
そんなわけで、自分の娯楽としてできることがほとんどない。端的に言えば、ロックダウン中に本格的に再開したジョギングくらいしかやることがないのだ。
そんな日々のトレーニングもひとりで淡々とやるのはいいが、もう少しエンタメ要素というか、モチベーションを高めるためにスマートウォッチが欲しいな、と思ったのが昨年の11月頃だ。
それに一時期、不眠症に近い状態になったので、その状態を抜け出してから睡眠がきちんと取れているのかも気になっていたのだ。
色々と検索したり、友人から勧められたりして決めていたのがFitbitのVersa2だった。すると、昨年のクリスマスにFitbitのcharge4をもらった。欲しかったタイプとはちょっと違うが、ありがたい偶然である。これで迷う必要がなくなった。
それこそ、馬鹿みたいに走ってばかりいたからだろう。何をプレゼントすれば喜ぶかというのは割とわかりやすい気もする。私も相方にスマートウォッチを渡そうかと思っていたくらいなのだから。
前置きが長くなったが、3ヶ月くらい使ってみた感想を以下に少しまとめてみたい。
charge4本体での表示はあくまでもシンプルな最低限のものだが、スマホの連携アプリを同期させると詳細データが表示されるようになる。
睡眠スコア
一番気になっていた睡眠のログ。理想の睡眠が100%として、何%の睡眠を達成したかというのを睡眠スコア、睡眠時間、睡眠のスケジュール、各睡眠ステージの時間などに分けてそれぞれグラフで可視化してくれる。
その日の睡眠については睡眠ステージのグラフィック表示が便利だ。自分の睡眠パターン(目覚めた状態・レム睡眠・浅い眠り・深い眠り)が把握できるようになっている。
ベンチマーク表示もあるので、同年代の同性の眠りの状態の平均値と比較できる。
私の場合は予想通り、というか深い睡眠が少し短めなのが特徴のようだ。そのためある程度まとまった睡眠時間が必要になってくる。
プレミアム機能を使うとさらに詳しい分析が可能になるようだ。今のところはその必要性を感じていないので試してはいない。
時間毎のアクティビティ
こちらは1日9時間、毎時間最低250歩は歩きましょう、というもの。毎時50分になると250歩に達していない場合は歩くことを促す通知が入るシステム。
モニターの前に座って作業をすることが増えているため、この機能もかなり助かっている。1時間経つのはあっという間だし、気付いたら数時間座りっぱなし、という状態を回避できるからだ。
部屋の中を歩き回るより、その場でエアジョギングをすることにしている。作業の途中で数分軽く動くだけだが、気分転換にも繋がるし腰痛防止にもなりそうだ。
そして9時間全て達成するのはなかなか至難の技である。かなり意識しないと通知がなっても気付かなかったり、通知がなってすぐに席を立たないと残り10分があっという間に経ってしまう。油断大敵。
今週のエクササイズ
デフォルトは週に5日、まとまった運動をするという設定になっている。ウォーキングやランニング、野外サイクリングなどスポーツの種類も自動で認知される。唯一、不思議なのはなぜかピアノの練習をすると「野外サイクリング」の表示になるのだが、手の振動のせいなのかもしれない・笑 ピアノの練習でカロリー消費も悪くはないのだけれど。
心拍数
過去30日間の安静時心拍数・有酸素運動によるフィットネス・心拍ゾーンの時間(分)の表示などこちらもかなり詳細にグラフ化されるので面白い。
特にランニング時の心拍ゾーンは脂肪燃焼・有酸素運動・ピーク時がそれぞれ分単位で表示されるため、どのくらいのペースで走ればより効果的に脂肪燃焼に繋がるのか、といったようなことも把握できるので便利だ。
フィットネス度が視覚化されるのもモチベーションアップに繋がる。
その他の機能
他にも体重管理や水分補給量、食事の記録ログ機能もあるが、今のところあまりきちんと利用していない。ダイエットに特に関心がないのでそうなってしまうのだろう。
マインドフルネスもデフォルトでは少なくとも週に3回やるように勧められるのだが、こちらもほとんど守れていないので、もう少し改善できればいいなとは思っている。
あくまで個人的な印象をまとめただけだが、もしスマートウォッチの購入を迷っている方がいれば是非、以下のリンクをご参照ください。