OYO LIFE / 印発のスタートアップ

2013年以降、インドに仕事や旅行で行かれた方は耳にしたことがあるかもしれない。OYO(オヨ)というソフトバンクビジョンファンドが投資するインドのホテル運営最大手のスタートアップ企業が日本に進出する、というニュースが飛び込んできたのが昨年の10月のことだ。

米のAirbnb(エアビーアンドビー)がホテル宿泊以外の「民泊」というスタイルで日本のホテル業界に乗り込んできたのについで、今度は印のOYOが東京オリンピック開催間近の日本に上陸するというのだ。

創業の地インドに限らず中国や、マレーシア、ネパール、イギリスでもホテル事業を展開。急成長を遂げるホテルベンチャーOYOだが、近日中にホテル事業ではなく、日本の不動産業界に参入することが明らかになった。

OYOは、敷金・礼金・仲介手数料なしで即入居が可能な賃貸サービス「OYO LIFE」を開始する。次のステップとしてホテル運営事業も準備中だという。

ホテルのように部屋を選ぶだけ

OYO LIFEのコピーは「ホテルのように部屋を選ぶだけ」。日本の不動産契約に必要だった書類の山や敷金・礼金・仲介手数料といったものが排除され、スマホ一台で引っ越しが可能になる時代がやってきた。

こういったサービスの出現で人はもっと自由にいつでも気軽に移住できるようになる。

初期費用が
かからない

家具家電
Wifi完備

入居も退去もスマホひとつ

中でも一番驚いたのは、契約を決める前に3日間無料でお試し利用ができるサービスだ。

日本市場への参入

日本市場独特の問題とでも言おうか、Airbnbの場合にも行政が規制強化の方向に動いたため、無許可の施設が登録を抹消されてしまう、ということが起きている。

一時帰国中にAirbnbを利用したことがあるが、法律が変わってから一定の条件を満たさなかったであろう安い物件が姿を消してしまった。確かに安かろう、悪かろうの部分もあったので規制を強化したことで改善された面もあるのだろう。

OYO LIFEも事業を展開するに当たって、自治体などと連携して地元住民などから敵対視されない姿勢が求められるだろう。

マンスリーマンションやウィークリーマンションも数回利用しているが、保証人を立て、書類を何枚も書く必要があったり、原本を郵送したりとかなり手続きが面倒だった。

OYO LIFEはスマホ一台で全ての手続きが完了する、というのが強みだが、この高い技術力は注目に値する。OYOの従業員約8500人のうちデータサイエンティスト、人工知能(AI)などのIT技術者が700人超を占めているとか。

OYO LIFE、現段階ではまだ東京23区のみの展開だが、大阪に来たら是非一時帰国の際に利用してみたいと思っている。うまく行けば、今年の秋までに大阪に展開しているかもしれない。今後の成長が楽しみだ。

*文中の写真やグラフィックはOYO LIFEより