Fernseher ist Out? / テレビはオワコン?

「テレビはオワコン。」

YouTubeを見ていると、必ず出会うこのフレーズ。YouTube界隈の意識高い系の人々が必ず言うセリフであり、恐らくほぼ100%事実でしょう。

皆さん、日頃テレビって見ていますか?

私は見ていませんし、昔から熱心に見る方ではありませんでした。

子供の頃、家でテレビを見る習慣が特になく、流行りのテレビドラマも面倒なので数回見てやめてしまい、学校でドラマネタの会話にまったく入って行けなかったのを覚えています。

そんな私が偶然、モスクワから戻りテレビの仕事をするようになったのが2002年でした。あれから、すでに17年が経ちました。不思議なものです。

なぜ、テレビをそれほど見ない人がテレビ制作の仕事をしているのか。

それは撮影現場が好きだから。カメラ機材周りや撮影の進行、普段は入れない場所に入れる、といったワクワク感があるからです。

「世界ふしぎ発見」ノイシュヴァンシュタイン城の居間(2008年)

旅行好きで移動好き、というのもその一因でしょう。色んな職種の人に会って話が聞ける、というのも面白いですね。まさに一期一会。

あるバラエティー番組でさんまさんとご一緒したことがあるのですが、さんまさんがドイツ語抜きで現地の人とテレビのまんまの勢いでコミュニケーションをして笑いを取っているのを目の当たりにしたり。

通訳が入る隙もなかったです。そういう意味では、お笑い芸人の方の通訳は死ぬほど難しい。話の流れを遮る通訳というのは、ほぼ不可能です。

小澤征爾さんがコンサートの前日にどうしても観たかったレッドフォックスの試合がネットで見れず、小澤さんのMACの回線の不具合を急遽直しに行ったり。プロデューサーの方に「直らないと、明日の撮影に響くかも!」と変なプレッシャーをかけられつつ、冷や汗を流しながら直したことが。

もはやコーディネーターの仕事ではありません。

オリバー・カーンがインタビュー日にドタキャンをしたため、撮影現場が一瞬で凍りついたり。タレントさんの滞在が延長できず、とても残念な結果に。

これだけ長く撮影現場で仕事をしていると、それはもう色々な場面に出くわすわけです。モスクワの経験が色んな場面で生かされた気がしています。「まぁ、でもこれくらいで死なないよね。」って。

ドレスデン上空を気球から撮影(2005年)

ただ、やはり移動が多いだけに、何度か危ない目にも逢いました。ドイツのアウトバーンで事故一歩手前の状況になったり、前方何百メートルか先で車が回転して飛んだり、というのを経験したりとか。時間に追われての移動が続くと本当に危険です。悪天候の中での移動もそうですね。

生きててよかった。ニュルブルクリンクでスポーツカーの撮影をヘリコプターで行った時は酔って死ぬかと思いました。限界一歩手前で着陸。あの時は本当に危なかったです。。

テレビ業界は今後、ますます予算が減るでしょうし、仕事も減る傾向にあることは間違いないでしょう。先を見据えつつ、今できることを淡々とやっていこうと思います。

ドイツや東欧での撮影があればご一報ください。できる範囲でお手伝いします。

自分の好きな東欧の街並みや良さについては、自ら撮影してどんどんお伝えしたいとも思っているんですよねー。