ドローンタクシー「ボロコプター」〜Volocopter〜
以前、テレビ番組のリサーチでドバイのドローン無人タクシーのテスト飛行について調べたことがある。
空飛ぶタクシーで空中を移動できる日は、そう遠い未来でもなさそうだ。
その際、問い合わせ先にメーリングリストが残っており、メールでプレスリリースが入ってきた。
ドローンタクシーを推進しているVolocopter社はドイツに本社がある企業だ。
本日23日から25日までベルリンで開催されているGreenTech Festival。
そこでVolocopterのCEOであるFlorian Reutherもスピーカーとして登壇したようだ。テーマは”The reality of vertical take-off and landing aircrafts.”
ボロコプターは垂直方向に離着陸が可能なため、ボロコプター・ポートを街中に設置することを可能にしている。
デモンストレーション映像があるので、ぜひ見て欲しい。
これまで、天候条件の厳しいドバイでテスト飛行が行われていた。
2019年末までにはシンガポールに初のVoloportが建設され、公共交通網としてのより具体的なテスト飛行が行われる見込みらしい。
Voloportの研究開発を行なっているのはSkyportsというロンドンに本社を置く企業だ。ここはeVTOL (electric vertical take-off and landing) すなわち、「電動垂直離着陸機」専用ポートを専門としている。
GreenTech Festivalでは原寸大のVolocopterも実際に見ることができる。
Volocopterは2人乗りで、機体の上には18基のプロペラがリング状に装着されている。緊急時に使用できるパラシュートも装載。バッテリー稼働なので、環境にも優しい設計となっている。現時点では30分間の連続飛行が可能だ。
このプロジェクトが実現すれば、交通渋滞に巻き込まれてイライラするといった従来の渋滞によるストレスも緩和されるだろう。
想定外の弊害も出てくるかもしれないが、次世代の都市交通手段となるエアータクシーには、どこかワクワクさせられるものがある。
フランクフルト空港で導入される見込みといったニュースも見かけたので、実現すれば一度乗ってみたい。
Volocopter GmbH
Skyports
Brandlab
イメージ画像© Brandlab / Skyports / Volocopter / GRAFT