Ausflug nach Brandenburg / ブランデンブルクへ行こう
今日は相方の誕生日だった。
「君たちが日本へ行っている間、ブランデンブルク州にある友人の家に行ったんだ。その時にいい湖を見つけたので行ってみよう。」
シュテヒリン(Stechlin)は車でベルリンから1時間半ほど。ロオフェンコ湖(Roofensee)はシュテヒリン=ルッピナー・ラント自然公園内に位置している。
テオドール・フォンターネに関するブログでも書いたが、彼の出生地であるノイロピン(Neuroppin)にも近い場所だ。
彼の小説「シュテヒリーン」(Der Stechlin)にはこの地や人々、湖に関する写実的な描写がたくさん登場しているそうだ。
シュテヒリン湖周辺はツーリズムにも力を入れているようだが、ロオフェン湖は地元の人が訪れる小さな湖のようだった。
思いの外、風が強く涼しい。湖は連日の猛暑で水温もほどよく気持ちがいい。
昼過ぎに着いたので少し泳いでからノイグローブソー(Neuglobsow)に移動して遅めのランチをとる。
メニューにシュテヒリーン・マレーネ(Stechlin Maräne)という見慣れないものがあったので、聞いてみるとシュテヒリン湖でとれる魚だという。せっかくなので食べてみることにした。
どうやらこの魚、またの名をFontane-Maräneといい、シュテヒリン湖でしか見られない珍しい魚らしい。endemisch「地域限定」という説明を見かけた。
こんなところにもフォンターネの名が付けられているとは。
ノイグローブソーにはフォンターネ通りやフォンターネハウスとフォンターネ所縁の場所が集まっている。フォンターネ・マレーネが生息するグローサー・シュテヒリーン湖(Großer Stechlinsee)は多くの人々で賑わってた。
フォンターネの時代から保養地として、多くの人々が訪れたに違いない。とても自然の豊かな土地である。
こんな風にベルリンからほんの数時間、車で郊外へ走るだけで美しい景色の広がるブランデンブルク州。
まだまだ発見できることはたくさんありそうだ。ベルリンだけでもまだまだ知らない場所や興味深いものは数多くあると思うが、時間があれば少し郊外にも足を運んでみてはいかがだろう。
子供たちがもう少し大きくなれば一緒にきちんと整備されたサイクリングロードを走ってみたいとも思っている。