Ämter in Berlin / 使えないお役所

先日の労働エージェント(前労働局)やジョブセンターについての投稿「ジョブセンターの悲劇」に続き、またお役所のダメっぷりを押し出すような形の投稿になってしまうが、今、非常に困っているのでその件について少し書いてみよう。

そういえば、巷ではまた来年度の新一年生のための入学申し込みの時期だ。

校区が長女の時と長男の時とで運悪く変わったため、姉と弟はなぜか違う小学校に通うことになってしまった。こちらについても「小学校入学までの道のり」で詳細を書いているので気になる方は目を通してみて欲しい。

別々の小学校で何が困るかと言えば、行事が重なったり2度学校に出向く必要があったりと面倒なことだ。

姉と弟のふたりで初めは通学できたところなのに、それも叶わず。

こういったことを避けるため、「兄弟優先枠」というもの建前上は存在する。長女の学校に席を確保すべく校長や秘書に交渉したり、市の担当者に掛け合ってみたりもしたが、こちらの希望は認められず別々の学校に通うことになった。

最後に学校局(Schulamt)から受け取った手紙にははっきりとこう書かれていた。

Widerspruch(「反対の意」)は受理しました。審査の結果をお知らせしますのでお待ちください。

待てど暮らせど書面での知らせは来なかったのだから、本当にずさんな対応である。

来ない知らせの内容によって、同じ学校に通えるのか通えないのかがはっきりするわけなので非常に迷惑な話だ。

結局、長男が現在通っている小学校の事務担当者に状況を伝え、返事が来るまで正式な入学手続きを待ってもらえることになった。

しかし、全く進展がないので「入学できることはもうないだろう。」との判断で今の小学校の入学手続きを進めたわけである。

義務教育の小学校の入学申請でさえこの有様。

今回、困っているのは急遽決まった日本行きの直前に提出したホート(学童保育)のための手続きが一向に進まないという点だ。

ホートに行けないとなると、娘の帰りは早ければ13時半を少し回ったくらいの時間になってしまう。

仕事がないときはそれでも何とかなるが、ロケや取材が入ってしまうと娘は完全に鍵っ子状態になる。それは出来るだけ避けたいところだ。

6月中旬に提出した申し込み書に対して、返答が来たのが7月下旬頃。そこには「追加で必要な書類があるので8月下旬までに送付してください。」とあった。

そこで、8月上旬に追加で書類を送ったのだが「メールを受け取りました。」という自動メールが返ってきただけで、今まで全くの音沙汰なし。

2019年は夏季休暇が6月中旬から8月頭だったので、新学期開始に全く間に合っていないのである。

そこから1ヶ月半が経ち、まず小学校のホート担当が「ホートの許可書が届いていないがどうなっているのか。」といった旨の連絡をよこした。

許可書がないとホートで子供を預かってもらえないのだから、これはわかる。

こちらの事情を説明すると、小学校の方から直接担当者にメールで確認メールを入れてくれたようだ。小学校の担当者からのやりとりに関する転送メールにはこう記されていた。

「保護者から足りない書類が届かないので、手続きできません。」

いやいやいや。8月上旬に送ったメールは一体どこに行ったのか。

9月は私も仕事の関係で出たり入ったりが続き、ホート案件に時間を取られている場合ではなかった。

そんなわけで、ほぼ放置してしまっていたのだが、ベルリンのお役所の手続き関係で2週間以上の音沙汰がない場合は担当者に電話なりメールなりで状況を確認した方が良い。

追記:担当者を電話で捕まえて状況を確認したところ、こちらの予想通り「メールは受け取っていない。」との返答。メールを8月上旬に送信済みで、メール受理の自動返信が来たことを伝えると、今度はこちらが送った内容が明確ではないので云々などと責任転嫁を図る担当者。

さすがにこれだけ無駄に待たされた挙句、それはないだろうということで猛烈に反論したところ「今日中に処理します。」と担当者。

こちらから電話で確認をしていなければ、この件はそのまま闇に葬られていたことだろう。



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