Budapest – Perle an der Donau /ドナウの真珠ブダペスト⑴
10年ほど前に一度足を運んだことのあるハンガリーの首都、ブダペスト。昨年末に引き続き、中高時代の同級生と合流することに決めたのは「ドナウの真珠」と呼ばれる美しい中欧の都市だ。
ハンガリー語は残念ながらさっぱり。言語的にも全く取っ掛かりのない言葉なので、「ありがとう、さようなら。」ですら既にお手上げ。旅先では基本的な挨拶くらいは現地語で言えるようにしたいと思っているものの、ハンガリー語はハードルが高すぎた。
Köszönöm [køsønøm], Viszlát! [vislaːt] (クセノム、ビスラート)
カタカナでそれらしき音を書いた紙を見ながら3日間の滞在中に実際に言おうと試みたが、結局覚えたのは「ありがとう」だけだった。
ウラル語族のフィン・ウゴル語派に分類され、フィンランド語やエストニア語と同系統の言語であるが、意思の疎通がまったくできないほどの大きな隔たりがある。歴史的経緯からスラヴ諸語やルーマニア語とドイツ語(オーストリア語)とイタリア語の影響をある程度受けているが、インド・ヨーロッパ語族(ヨーロッパで話される諸言語の多くが属する)とは系統が異なり、姓名や日付などの語順もインド・ヨーロッパ語族の言語とは異なる。
ウィキペディア「ハンガリー語」より
これだけ読んでも余りピンと来ないが、とにかく発音が複雑で覚えづらい言語である。
言語的にはかなり特殊なようだが、ブダペストは相変わらず美しい街だった。
ブダペストといえば、その夜景の素晴らしさには定評がある。セーチェーニ鎖橋は1987年に「ブダペストのブダペストのドナウ河岸とブダ城地区」の一部として、ユネスコの世界遺産に登録されている。
この写真を年末年始の挨拶と共に送ったところ、何人かから「ロンドン?」という返事が返ってきた。実はこの橋、設計したのはウィリアム・クラークというイングランドの技師。
市街地はバスやトラム、トロリーバスを始め、ロンドンに続いて世界で2番目に開通した地下鉄も通っているので非常に便利だ。
空港から市内までは2017年7月から100Eの空港シャトルバスが運行しており、30分くらいで中心地に出ることができる。チケット購入はBKKのカウンターが空港の第2ターミナルを出てすぐのところにあるので、往復でチケットを購入しておいてもいいだろう。
少し気になるのは車の多さくらいだろうか。
自転車道なども余り整備されていないのか、市内ではほとんど見かけなかった。ただ、シェアバイクのスタンドやキックバイクは街中で見かけたので季節が変われば利用する人はそれなりにいるのかもしれない。
散策するのにはもってこいの街なので、市内交通をうまく利用しながら是非一度歩いてみてはいかがでしょうか。
次回は市内を歩いた感想について書いてみたいと思います。
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