Fussball am Wochenende / サッカーと週末

「今日は何する?」

「卓球!」

「サッカー!!」

「じゃあ、公園に行って卓球とサッカーしようか。」

サッカーと卓球といえば、ドイツで気軽に行われる典型的なスポーツである。意外にもドイツの公園には卓球台が設置されているところが多いのだ。

サッカーは言わずもがな。

個人的にはラケットを使うスポーツはあまり得意ではないので、息子とサッカーをすることにした。相方は娘と卓球である。

公園のサッカーコートでは大学生くらいの男性チームがサッカーをしていたので、その横でパス練習をしながらコートが空くのを待っていた。

彼らが休憩をしている間に息子とシュート練習をしていたら、試合が再開。

「一緒にやる?」と声を掛けてくれたので、入れてもらうことにした。公園でサッカーをしていると、こんな風にすぐにコミュニケーションが生まれるのがいい。

入れてもらうことにしたのはいいが、ボール回しは早いし、人数は少ないしですぐに息が上がってしまう。相方や娘にも交代して入ってもらう。

サッカーのレベルが基本的に高いのがいかにもドイツらしい。ボールを追っていて転けるわ、シュートは外すわで散々な目に。

それでもみんなスポーツマンシップというか、とにかく小さな息子にもパスを回してくれたり、ファインプレーが出ると声を掛けてくれたり、と非常に細かな気遣いをしてくれる。

息子も最年少での参戦だったので、初めはかなり引いていたが、慣れてくると積極的にボールを取りに行っていた。大したものである。

今日は本来はジョギングをする日だったのだが、サッカーで十分動いたのでよしとしよう。日頃、ジョギングをしておいてよかったとつくづく思った。

子供と一緒に遊ぶにも相当な体力を使うので最低限の運動は必要不可欠だな、と改めて思った次第。

せっかく誘われても、うまくできないと楽しくないので、こうなったら次こそはシュートができるように息子と闇練をしようかと思っている。

小学生の男子は特に、サッカーができると友達が作りやすいので、オススメのスポーツかもしれない。

新しい環境でも、サッカーができればなんの障壁もなく、すんなり友達になれるからだ。サッカーはある意味、社交のためのツールだと言えなくもない。

息子も4歳の時に初めてサッカーチームの練習に連れていったが、初めは全くやろうとせずベンチに座ってばかりいた。積極的にプレーするようになったのは6歳になった頃からだろうか。

最近では暇さえあれば家でも足でボールを触っているので、今後が楽しみである。そのうち、一緒にできないレベルになるんだろうけれど。

巷でよく聞くのは、レベルが上がるに連れてサッカーの試合で週末が潰れたり、平日の放課後に遠征が入ったりすることもあるということだ。ドイツは学校の勉強は緩くても、サッカーに関してはやたら厳しい印象を受ける。

将来的にはその辺りのバランスを見ながらやっていくことになるんだろうか。今の気軽な週末サッカーでも十分楽しい気もするのだが。

ドイツには地元に根付いたサッカーチームがたくさんあるので、興味のある方はコンタクトを取ってみては。

ベルリンのサッカー連盟のHP:Berliner Fussball-Verband



Comments

“Fussball am Wochenende / サッカーと週末” への2件のフィードバック

  1. […] 昨日の投稿「サッカーと週末」でも触れたように、事あるごとに「ママー、サッカーしよう!」「ママ〜、遊びに行こう!」と誘われる。 […]

  2. […] 以前の投稿「サッカーと週末」で少し触れたように、ドイツでのサッカー熱というのは学校の勉強云々以前に厳しい印象を持っていた。 […]

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