Schulkrise in Berlin / ベルリンの学校危機

最近、ブログのテーマが重いので明るい話題を、と思ったのだがここあそこに問題が山積みのベルリン。

今回も以前から多々納得の行かないベルリンの学校問題に関する記事を目にしたので簡単ではあるが、少しまとめてみようと思う。

ドイツ全国で見たときに、ベルリンの子供たちの学力はなんと最下位。

その上、ベルリンでは数年前から教師不足や学校不足が問題になっている。具体的には以下のような状況なのだそうだ。

・今後2年間、9500から2万6000人分の席が学校で不足している。
・ベルリンで教師になるための勉強をしている学生たちは、資格を得るとベルリンを去ってしまう。結果として、慢性的な教師不足による度重なる休講や資格を持たない教師が教えることに。
・全国的に見ても最低の学力レベル。
・小学生に上がる子供たちの多くがドイツ語を使えない。
・統合教育、給食、分担授業、、、熱心なビジョンだが準備不足。

確かに、我が家には小学生が2人いるのだが、娘の1年生の時に担任の先生がなんと2ヶ月不在だったことが実際にある。肺炎をこじらせた、というのがその理由だが、その際に担任の代わりに誰かが入るのが当然だと思っていたら「今日も授業なかったで。」と言う娘の報告を聞いて、余りのいい加減さに仰け反った記憶がある。

長女の小学校はそれほど顕著ではなかったが、長男の小学校にはドイツ語力が若干低い子供が何人かいるのだそうだ。

ベルリンにも地域差があるので、地区によってはクラスの大半がドイツ語力がそれほど高くない子供で占められるということも普通にあるような気がする。

過去ブログ「学校でのいじめ問題」でも触れたが、ドイツ人がマイノリティーでいじめられる、といったケースもあるようで驚いてしまう。

とにかく教師不足が原因の休講の多さについては実際に娘の小学校で経験済みだ。学校の数が足りないというのは、新入生が入ってきたため、教室の数が足りずプレハブ教室で対応しているという近所の小学校の事情からも伺える。

このように実際にかなりの弊害が出ている状況なのである。

慢性的な教師や学校不足に加え、問題になっているのが教師の質。3分の2の新任教師が完全な教育を受けた者ではないという。小学校3年生算数とドイツ語の全国平均を何度も下回っており、唯一高いのは卒業資格を得ないで退学する者が11,7%を占めていることくらいである。

このような散々たる状況にベルリンの州保護者代表会(Landeselternausschuss / LEA)はベルリンの教育政治を真っ向から批判している。教育および学術労働組合(Gewerkschaft Erziehung und Wissenschaft / GEW)も「危機会議」の開催を求め具体的な対策についての話し合いの場を持ちたい意向だ。CDU州議会議員長カイ・ヴェーグナー(Kai Wegner)はSPDの教育議員サンドラ・シェーレス(Sandra Scheeres)について「全くの人選ミスだ」と退陣を求めている。

早急な話し合いと具体的な効果ある対策を希望するのみだ。ここまで酷くなるまで放って置かれたというのも納得が行かないのだが。。

参照記事:Süddeutsche Zeitung / Scheeres kommt wegen “Schulkrise” unter Druck
Der Tagesspiegel / Berliner Elternausschuss fordert Krisengipfel
CDU / Gute Schule und Kitas – bessere Boldung für Berlin

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