Japanische Schule / 日本語補習校の親睦会

普段は補習校に子供達を送り迎えする際に一言二言、言葉を交わすくらいの保護者の方々。

それではなかなか顔と名前が一致しないということもあり、昨年同様、年に一度の親睦会があるというので足を運んでみた。

30度超えの夏日になった日曜日の昼下がり。公園の木陰でピクニックをしながらお話をしましょう、という緩い集まりである。

幼稚部の頃からすでに顔見知りの人もいれば、小学部に上がって西と東の学校がひとつになったことで、新たに加わった人たちもいる。

子供たちは毎週1度、定期的に教室で机を並べているだけあり、すでに意気投合している様子だった。

ドイツで日本語を学ぶ、という理由づけという意味でも、日本語補習校の存在は何かと大きい。家庭学習だけではなかなか子供たちのモチベーションを持続させるのが困難だと思うからだ。

補習校の先生が好き、補習校に行けば友達に会える。劇発表会の準備の合宿は学年を超えて交流があるので楽しい。運動会が好き。

先生や友人、学校の行事などが楽しいと、やはりそれが補習校に通う大きなモチベーションになってくれる。

その一方で、週に1度だけの授業をカバーするために課される宿題などもあるため、現地校の勉強を見る余裕がなくなる、現地校の友達と遊ぶ時間が減る、などの弊害ももちろん出てくる。

その辺りのバランスを保つのがなかなか至難の技なわけだ。

そういった同じ悩みや疑問を持つであろう保護者同士の意見交換というのも非常に大切になってくる。ひとりだと煮詰まってしまうことでも、話し合いの場を持つことでずいぶんと肩の荷が下りる、といったこともあるわけだ。

日本語補習校の授業方法というのは、ほぼ今日本で行われている先生が黒板の前に立ち、生徒は前を向いて授業を受ける、という方法を採っている。

それがドイツの現地校とは机の並び方や自分の意見を言うタイミングなどが異なるため、中にはとまどう子供たちもいるようだ。逆にドイツの現地校のようにそれぞれが自分のペースで進めていく、というやり方が合わず苦労をした、というような話が聞けたり、なかなか興味深い。

宿題の取り組み方ひとつをとっても、各家庭ごとにそれぞれやり方があるので、きちんと宿題を全て終えることを良し、とする家もあれば、宿題はできる範囲でやらせ、補習校に通いさえしてくれればいい、と考える家庭もある。

それぞれの家庭の言語構成も違えば、両親のライフスタイルも様々、子供ひとりひとりの個性もバラバラ。継承語としての日本語、あるいは日本に何らかの形で関わり、日本語そのものを学んでほしい、という気持ちを持つ親が通わせているわけなので、「日本語を学ぶ」というテーマひとつをとっても本当に多種多様の意見が出てくる。

話は従来の宿題を紙で配布するというやり方を変えられないか、というところにまで及び、デジタル化することができないか、意見交換のプラットフォームを作ることができないか、というところにまで及んだ。

何かできることはないかと考える良いきっかけになった。



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