Leinepflicht in Berlin / 犬のリード義務

朝のジョギング。この時間に公園にいるのは犬とその飼い主たちだ。

これまで、走っているときに何度か犬が吠えながら追いかけてきて、足元がもたついたことがある。

娘もまだ4歳頃だった時、公園で自転車に乗っていると小型犬が飛びついてきて、自転車ごと倒れそうになり大泣きしたことがある。

正直なところ、犬は好きだが、飼い主の多くはあまり好きになれない。

「走ってないで、捕まえてくれる?」

だの、

「この子(犬)、遊びたかっただけだからw」

犬は悪くない、走ったり自転車に乗っているそっちが悪い、みたいな横柄な態度に出る飼い主の多いこと。もちろん、そういう時はガンガン反論して黙ってはいない。

今は法律でもきちんとリード使用が義務付けられているので、ひどいケースに遭遇した場合はOrdnungsamtなどに通報し罰金を払わせる、などの対処を考えた方がよい。

例えば、知人の子供は普通に道を歩いていた際に、テラスカフェの側に座っていた犬の尻尾を気づかずに踏んで、足を噛まれたことがある。

その際も、なんと飼い主は「尻尾を踏んだそちらが悪い。」と自分は悪くないの一点張りで足を噛まれた子供に謝りもしなかったというのだから絶句ものだ。噛まれた子供はまだ小学生で親の同伴なしに帰宅する途中だった。

もちろん、こんなひどい飼い主ばかりではないのだろうが、街を歩いていても犬至上主義、のような態度の飼い主が結構な割合で存在する。

そこで、ベルリンのリード使用に関する法律についてまとめてみようと思った次第。

2019年1月1日以降、公的な場所における一般的なリード使用が 義務付けられた。森などに設けられている犬専用エリアや庭、個人所有の土地以外の場所では基本的にリード使用が必要となる。

ただし、いわゆる「犬の免許証」を持っていればリードの使用が免除されるという記事も見かけた。この免許証だが、犬の訓練学校で試験に合格すれば入手できる。

「お座り!」などの指示に従える。誰にも跳びかからない。飼い主の足元を歩く。指示が出てから道を渡る、など犬のしつけが挙げらている。

うまく試験に合格すれば「犬の免許証」(Hundeführerschein)がもらえ、リードなしで歩く権利が得られるというのだ。この免許証、正式には「有識証明」(Sachkundebescheinigung)という名前が付けられている。犬に関する知識を有するもの、とでも言おうか。飼い主に犬の知識があるか、きちんとしたしつけが犬になされているか、という証明書のようだ。

ベルリン交通局(BVG)のHPには、犬の帯同に関する記述が見つかった。

基本的に、運行の妨げや乗客に迷惑をかけないこと。状況によっては職員の指示に従うこと。動物は椅子の上に座らせてはいけない。

盲導犬については、何時も無料で乗車できる。口輪の義務も免除される。

小型犬やその他小動物については適切な容器に入っていれば無料で乗車できる。容器に入っていない小型犬および大型犬については常にリードが必要で適切な口輪を付けること。飼い主がシングルチケットで乗車している場合、犬には割引料金が適用される。一日券や定期券、身体障害者証明および乗車権利を持つ者については一匹目は無料で帯同できる。二匹目からは割引料金が適用される。

実際はどうかと言えば、BVGを利用する際に口輪を付けた犬を見かけることはほぼない。リードについては長さの指定まで事細かな指定(長くなるのでここでは割愛)が定められているようだが、公園でリードを付けずに走り回っている犬の方が多いのが現状である。

ベルリンはどうやらドイツの他の都市に比べ、犬に対して寛容な街らしく、常識範囲内であればあまり目くじらを立てて怒る人も少ないのだろう。

ハンブルクでは2007年にすでにリード義務が導入され、それ以降、犬に噛まれる件数も激減しているという。法律の制定はある程度効果があるようだ。

何はともあれ、ひどい飼い主に遭遇した場合は上記のような法律の話を持ち出して、追求できることは追求することをお勧めしたい。

参照記事:Der Tagesspiegel: Jetzt kommen Leinenzwang und Hundeführerschein; Berliner Hundegesetz; Mitnahmemöglichkeiten (BVG)

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