Schüler fahren gratis / ベルリンの小学生の交通費無料化

ベルリンの生活費は年々上がる一方だ。家賃の高騰についてはすでに触れたが、多くの住民の生活を圧迫している。

賃金の上昇は多くの企業で見られるが、ミュンヘンやハンブルクといった都市に比べるとベルリンの賃金はまだまだ低いのが現状である。

しかし、家賃水準が全国一であるため、給与の中で家賃の占める割合がベルリンほど高い都市は他に見られない。

この中流階級から下の困難な生活状況に対して、何らかの処置が必要だと左派連合(SPD、左派党および緑の党)が動いた。

今年2019年の夏から市内の小学生までの子供が無料で市内交通網を利用できるようになる、という見通しの記事が昨年12月に掲載されていた、と友人が転送してくれた記事には記載されていた。

ベルリン在住の小学生の子供を持つ家庭はこれにより、養育費がいくらかカットされることになる。社会民主党(SPD)、左党、緑の党(赤・赤・緑)の連合は2018/9年の修正予算から次年度以降、小学生の交通費を無料にすることで合意している。

また、学校給食についても小学生1年から6年生までを対象に無料で支給する方向だ。

  • 全ての住民にとって支払い可能な街の維持
  • 子どもが貧困に陥ることがあってはならない

以上の2点についてSPDの党首リード・ザレーは強調している。家賃高騰など家計や生活を圧迫する動きに歯止めを掛けようとしている政権の努力をアピールしたいのだろう。

これまで、ベルリンのABゾーンの月ごとの定期代は21,80ユーロ(約2800円)だった。ベルリンパス保持者、すなわち生活保護受給者の家庭の子供はすでに無料だった。

学校給食については月に37ユーロ(約4800円)、社会保障受給者は20ユーロであった。

次年度、今年2019年の夏以降はこれらが無料になるため、小学生の子供2人を持つ家庭では、120ユーロほど負担が減ることになる。

さらに、次のステップとして、小学生以上の子供、および保育・幼稚園児の給食に対して補助金を出すことが見込まれているようだ。

その他の税収の使い道として以下が検討されている。

  • 古くて使い物にならなくなった消防車の補充
  • 公園の緑地化改善
  • 児童公園の整備(遊具など)
  • 土地の購入
  • 住宅公団などへの補助金
  • 市民プールへの補助金

わずかとは言え、養育費のカットは喜ばしいニュースである。

家賃のこれ以上の高騰に歯止めをかけるような法律の制定が望まれる。

参照記事:Berliner Morgenpost / Familien profitieren vom Nachtragshaushalt;Schüler fahren in Berlin bald gratis

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