Schulärztliche Untersuchung / 小学校入学検診
怒涛の日本一時帰国後に久しぶりに発熱し体調を崩していたが、今月初旬に病み上がりの状態で5歳の息子と一緒に小学校入学のための検診に行って来た。
3年前の長女の時と担当医は変わらず、検診の内容も同じだったので懐かしかったのだが、忘れない内にどういった内容だったのか手短にまとめておこうと思う。
ベルリンの場合、Kinder- und jugendgesundheitsdienstという地区ごとにある「青少年健康センター」で検診を受けるシステムになっている。予約は小学校の申し込みをした際に希望日時を選択することができる。
予め記入が必要なアンケート用紙を提出し、まずは身体測定を行う。身長、体重、視力検査、聴力検査があり、終わると一枚の紙に「人」を描くように指示がある。
待ち時間を利用して、「人」を描いたり、塗り絵をしたりするのだが、なかなか順番が回って来ない。息子は「お腹痛い。トイレに行きたい。」だの、「長いなぁ。まだかな。次は何すんの?」と落ち着かない様子。娘の時よりも待ち時間が長かったような気がする。
40分くらいは待っただろうか。ようやく女性担当医(ダンガリーのシャツにジーンズというラフな格好)から名前を呼ばれる。
先生と机を挟んで向かい合わせで座り、まずは自分の描いた絵についての質疑応答が始まる。その後は幼稚園について先生から色々と質問が出る。「どんなおもちゃがあるのかな?」「それでどうやって遊ぶの?」「庭はある?」「何があるのかな?」など。緊張している子供をリラックスさせる意図もあるようだ。
そして、軽い質疑応答が終わったところで、テスト形式の課題がいくつか与えられる。
- 3種類の絵を見て、隣に同じものを書く。
- フラッシュカードで同じ図柄のものを見分けて答える。
- フラッシュカードで丸の数を数えて答える。(1から5くらいまで)
- フラッシュカードで青と黄色の丸の数の多い方を答える。(青か黄色)
これが終わると、最後はドイツ語力を試すテストが行われる。
- デタラメドイツ語(”Quatschwörter”)の復唱
- 間違ったドイツ語の単語を正しく言い直す(Teeöffel–>Teelöffel など)
- 絵に描かれた物の複数形を答える(Haus-Häuser など)
- やや長めのドイツ語の文を復唱(”Das Teppich wird von der Frau abgeklopft. など)
この後に身体能力を見る簡単なテストがある。
- 1分間に反復横跳びが何回できるか。
- 片足で立てるかどうか。
そして、最後に聴診や触診で終了となる。ここまでで大体15分から20分くらいだろうか。担当医に質問があればアドバイスをもらうこともできるし、学校入学の申し込みで疑問があれば色々と尋ねることもできる。とにかく、今回も前回と同様、とても感じの良い親切な担当医だった。
長女の時は何の心配もなかったのだが、どうも長男は何かと心配しがちである。結果は上々で「問題なく小学校に行けますよ。」ということだったので、まずは一安心。もう来年の夏から小学校なのかー、と何だか信じがたい感じがした。
いつまでも小さくないんだよなぁ、子供って。。