Weihnachtsmarkt / クリスマスマーケット
去年の12月19日にベルリンのクリスマスマーケットでテロがあった。あれから、もうすぐ1年が経つ。
今年も人混みは極力避けよう、と思っていたが息子のキタのお友達が「一緒にクリスマスマーケットに行きたい。」と言ってくれたので、息子のためにも近所のクリスマスマーケットに足を運ぶことになった。
今日は第二アドベント。約束の時間まで間があったので、娘のリクエストに相方が答えてフルーツのチョコがけを作ることになった。
先週の第一アドベントは体調を崩していて、クッキー作りの写真が撮れなかったが、今週のチョコがけフルーツ作りはこんな感じ。子供達は真剣そのもの。フルーツをカットして串に刺し、湯煎して溶かしたビターチョコレートを刷毛で塗って、アラザンやカラーチョコなどでトッピングすれば出来上がり。思いのほかたくさんできたので、キタのクリスマスカフェに持参することにした。
チキンスープで軽くお昼にした後、ピリリと寒い中、徒歩で15分くらいのKulturbrauerei「文化醸造所」へ。ここは以前、ビール醸造所だった場所に映画館やシアターなどを集めた総合文化施設である。暗くなる前に行けば、そんなに混んでないだろうと14時に落ち合う。
それでも第二アドベントなので、既にかなりの人で賑わっていた。
ドイツの冬は暗いが、クリスマスの飾り付けやクリスマスマーケットの灯りを見ると、これはこれで情緒があって悪くないなぁ、と思う。ただ、この日は気温が零度近くまで下がり風も冷たく、アトラクションの列やクレープ屋台の列で並んでいると、相当寒かった・涙
子供達も念願のジャンプロープ(?)初挑戦。こちらも待ち時間はなんと約30分。泣ける。
結局、マーケットで約2時間ほど過ごし、身体は芯から冷えてしまったが子供達は満足そうだった。ここの混雑ぶりを見る限り、ベルリンの住民が特にクリスマスマーケットに行くのを自粛しているような雰囲気は微塵も感じられないし、恐らくそれでいいのだろうと思う。
つい先日もポツダムのクリスマスマーケット付近での爆発物が見つかったそうだし、シャルロッテンブルク宮殿付近で銃弾が発見されたというニュースなどもあったが、どちらもテロではなかったらしく大事には至っていない。
市民が無事にクリスマスを迎えられることをただただ望むばかりである。
追記:先週末に訪れたKulturbrauereiのクリスマスマーケットで本日、12月15日の金曜日に不審なリュックサックが発見されたことで、21時に1時間早く閉鎖されてしまったそうだ。警察によると、不審物は特に危険性のないものだったということだ。
暗いドイツの冬を乗り切る為の市民のささやかな楽しみを奪わないで欲しいと心底思う。
参考記事:https://www.rbb24.de/panorama/beitrag/2017/12/lucia-weihnachtsmarkt-kulturbrauerei-abgesperrt.html @rbb24