Schwimmerlaubnis und Stempel / プール出席カードと印鑑

急に気温の下がったベルリン。投稿が遅れたので少し季節外れの話題になってしまうかもしれない。

今年は10年ぶり以上に日本の夏を満喫できた。子供たちの小学校の体験入学も初めてプール開きの時期に当たり、プール授業に参加することになった。

いつもお世話になっている小学校の教頭先生の同席で担任の先生との顔合わせ。子供たちが初めてプール授業に参加することになるので、プール水泳出席カードについての説明があった。

出席カードの話が出たのだが、到着した当日に小学校訪問だったことから、かなり頭がボーッとしていたように思う。

プールに入水できるかどうかを、水泳実施日毎に記入押印して、担任までご提出ください。
※出席カード忘れ、記入もれ、押印もれの場合、入水できません。また、見学する場合はカードの理由欄にご記入ください。

プール授業の日は出席カードを持たせたのだが、うっかり入水許可の欄にサインするのを失念してしまった。

すると、母親の携帯に担任から確認の連絡があった。「出席カードが押印もれなのですが入水させても問題ありませんか。」というものだ。

印鑑、そう日本はいまだに何かとハンコをつく必要のある場面が多い。

体験入学なのでサインでもいい、という話にはなっていたが、出席カードには「署名不可」と明記されていた。通常はサインは認められない、という注意書きである。

ドイツではもちろん全てサインで済むので、特に印鑑は持ってきていない。今後もわざわざ作る機会はなさそうである。

ツイッター上でもこのプール出席カードと印鑑についての議論が見受けられた。

なぜ印鑑でないと認められないのか。サインではだめなのか。

小学校側の言い分としてはサインでは子供がプールに入りたくない時に自分で書くかもしれず信憑性がない、のだとか。

ドイツの小学校(ベルリンの場合)では3年生の間、年間を通して学校外のプールを借りて授業が行われるが、その際に出席カードのような確認書類は特に必要がない。

課外授業などで泳ぎに行く際に、保護者のBade- / Schwimmerlaubnis「水泳許可」なる一筆が必要になることがたまにあるくらいだ。

慣れてしまえば、別にどうということはないのだろうが、日本の小学校はきちんとしているなぁ、という印象を受けた。

印鑑は紙の書類があってこその文化だと思うので、どちらにせよ時間の問題で廃れていく習慣だろうとも思う。

もしや、と思い検索すると電子印鑑なども既にあるようだ。どこまで印鑑にこだわるのだろうか。

印鑑業界も次のビジネスを考えて行動を起こした方がいいのでは。

Chikaramochi in Nakazakicyo/ 中崎町の力餅食堂

夏休みに大阪に帰省していたが、ひとつ大事なことを投稿するのを忘れていた。

それは大阪の中崎商店街にある力餅食堂のこと。

谷町線の中崎町駅から徒歩で約3分ほどの場所にある古い食堂なのだが、店構えからして昭和テイストで溢れている。

自分が子供の頃、奈良から大阪の親戚の家に遊びによく行ったものだが、その時に目にした風景そのまま、といえばいいだろうか。

とにかく懐かしい感じにさせられるお店なのだ。

店の前に出ているおはぎがこれまた絶品。おはぎとお茶目当てでわざわざ行く価値があるんじゃないかと思うくらい甘過ぎず絶妙な手作りのおはぎ。

おばあちゃんの味。そうだ、これだ。

ここには子供たちや母と一緒に何度か通ったが、とにかくみな口を揃えて「美味しい!」といいながら中華そばを食べた。

ラーメンではなく、中華そばである。

もう書いてる側からお腹がぐーぐー鳴るくらい、最高の一品である。最高すぎて写真を撮り忘れてしまった。

さて、この中崎商店街にある力餅食堂。お昼時に行くと、タバコを吸いながらご飯が出てくるのを待つサラリーマンでお店は満席になる。

さすがに喫煙OKなのは時代錯誤な気がするが、昭和のまま時間が止まっているのでそこは諦めるほかないのである。

サラリーマンのおじさんたちを避けるため、若干早めに行ってお昼を済ますといいだろう。

間違いなく常連の彼らは必ずちらし寿司を注文する。ちらし寿司と山菜うどん。ちらし寿司と中華そば。ちらし寿司ときつねうどん。こういった具合だ。そして、もちろんちらし寿司が最高に美味しいことは言うまでもないだろう。

店内にはお店の紹介が載っている雑誌の切り抜きや新聞記事なども貼ってあり、そこでは「虎ざる」なるものの写真が載っていた。

大阪らしくて笑ってしまうが、ざるそばがカレー味とコーヒー味の二種類になっており、ストライプ状になっているという目玉賞品だ。

もちろん阪神タイガースの「虎」というわけ。

これは大学時代の同級生と会った時に注文して食べたが、ボリュームもあるしなかなか美味しかった。おばちゃんたちのアイデア勝負である。

なかなか、大阪駅から谷町線で二駅目の中崎町界隈に行く人は少ないだろうが、もし何かの用事で近くまで行くことがあれば中崎商店街の力餅食堂をのぞいてみてほしい。

中崎町にはオシャレなカフェもたくさんあるので、そちらもオススメだがここでは昭和テイストの力餅食堂を一押ししておこう。

もはや意味不明

Namba Parks / 難波パークス

SONYのカメラを購入してから、帰国時に必ずメンテナンスに出すようにしているのだが、場所が難波パークスから徒歩で5分ほどいったところにある。

メンテナンスは予約制で引き取るまでに1時間半ほど待つことになる。

そこで、その間はこれまた近くのなんばスカイオ(2018年10月オープン)にあるスターバックス・リザーブ店へ行くのがお決まりになってきた。スカイオのオフィスフロアにはコワーキングスペースWeWorkも入っているらしい。

どこもかしこも混んでいて騒がしいイメージの大阪のカフェ。

ここは店内の作りも非常にゆったりとしている上に、あまり混んでいないという最高のロケーションなのだ。

美味しいコーヒーを飲みながらゆっくりしていると、1時間半の待ち時間などあっという間に経ってしまう。

連休明けの午前中だったためか、訪れた日もかなり空いていてゆっくり過ごすことができた。少し酸味の効いたコロンビアブレンドをオーダーする。本来はアイスコーヒーの方がオススメなのだそうだ。

こんな風にリザーブ店ではコーヒーに詳しいバリスタさんたちと注文時に色々と話をすることができるのもいい。

ちょうど3人ほどのお客さんたちがバリスタのコーヒーセミナーを受講中だった。詳しい説明にテイスティング。

初めて受講する人には1時間ほどのセミナーが1000円で用意されているようなので、次回はメンテナンスと合わせて受講してみようかな。

さて、表題の難波パークスだが、コーヒーを飲んだ後に窓の外から見えていた難波パークスガーデンを少し歩いてみた。

晴天で暑い日だったためか、そこもほとんど人がおらず不思議な気分になった。都会のオアシスなのに人がいない。平日だと割りとどこも空いているものなのかもしれない。

日陰も多く、人も少ないので赤ちゃん連れの母親の姿をちらほら見かけたくらいだ。気兼ねせずに遊ばせたり、散歩するには程よいロケーションなのだろう。

周囲に緑が少ない場所なので、きちんと丁寧に手入れされた庭を歩くのはとても気持ちがいい。炎天下の中、植木の剪定をしている人や庭の工事をしている人も見かけた。ご苦労様です。

大阪駅にグランフロントやステーションビルができたのと、滞在先が大阪キタ周辺なので難波まで足を運ぶことがほとんどなくなってしまった。奈良に住んでいた頃に馴染みのあった駅も今ではずいぶん様変わりしている。

これでまた、帰国時にカメラのメンテナンスに行くのが楽しみになった。

Heijo-Park in Nara / 奈良の平城宮跡

一時帰国の際、中高時代の恩師と同級生に奈良で会うのが恒例になっている。

今年は連絡が遅れ、出発まで数日というタイミングで何とか全員の都合が付きお会いできる運びとなった。

奈良へは既に一度足を運んでいた(「奈良での1日」)ので、ランチの後は恩師の自宅の近くにある平城宮跡に行くことになった。

平城宮跡といえば、中学生や高校生の頃はまだ何も建っておらず、ただただ広い敷地が広がっていたのを近鉄線の車窓からよく眺めていたものだった。

当時はまだ遺跡の発掘作業などが行われていたのだと思う。

今では「平城宮跡歴史公園」と名前を変え、公園基本計画をもとに事業が進められている。

平城宮跡歴史公園は、奈良市内に広がる特別史跡平城宮跡を計画地とした国営公園。世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つでもあり、平城宮跡の保存・活用を図る目的で、平成20年度に事業化されている。

その中でも西大寺から一番近い、「第一次大極殿院エリア」に足を運んだ。

奈良の学校に6年間通っていても、この敷地内に足を踏み入れるのは初めてのことだった。

手付かずの自然に囲まれた第一次大極殿院。まだ完成していないためか、観光客の姿もここではほとんど見られない。

若草山方面を臨む

とにかく広大な敷地と自然に囲まれた静かな場所だ。

高御座

高御座(たかみくら)とは、日本の天皇の玉座を指す。この第一次大極殿院は天皇の即位式や外国使節との面会など、国のもっとも重要な儀式のために使われていた。

鴟尾

鴟尾(しび)は屋根の一番上(大棟)の両はしにつけられる装飾部分。鴟尾は出土はしていないそうだが、当時、格の高い建物には乗せられていたためこの建物になかったとは考えにくく、平安京大極殿のためにつくられたと想定されている鴟尾をもとに約2メートルであると考えられている。

このように細かなディテールなども含めとても丁寧に復元されている印象を受ける。

復元事業情報館

第一次太極殿院の側には復元事業情報館も併設されており、復元に関する展示を見ることができる。ボランティアの方々も常駐されており、色々と展示についてお話を伺うことができた。

丸太から材料を切り出す

ここでは様々な行事なども行われているようだ。

ボランティアの案内係のおひとりはベルリンの壁崩壊直後にベルリンに行ったことがあるということで、昔話に花が咲いたりもした。

一期一会とはまさにこういうことを言うのだろう。

朱色についてのお話が中でも興味深かった。これまで「朱色」は鉛や鉄などが使われていたが、鉛が人体に良くないことから使用ができなくなっており、従来の神社仏閣専用塗料の「朱色」より暗い色が用いられている、とのことであった。

春日大社の「朱色」もその内、このような暗めの「朱色」になってしまうのだろうか。

朱雀門エリアの方には飲食が可能なレストランや土産物のコーナーもあるようなので、機会があればまた行ってみたいと思っている。

参照HP: 平城宮跡歴史公園

Soraniwaonsen in Bentencho / 弁天町の空庭温泉

夏だけれど温泉に行きたい。でも、遠出する時間がない。どうするか。

大阪にはいくつか大型温泉があるが、母親が弁天町に新しくできた施設があり気になっている、というので天気の余り良くない日を選んで一緒に行ってみることにした。

滞在先の桜ノ宮からJR環状線で20分ほどのところだ。駅と直結しており立地も抜群である。

それにしても、家から30分ほどで気軽に温泉に行ける日本ってどう考えても素敵だ。

©JR西日本

最近の京都もそうだが、やはり大阪でも激増する外国人観光客の影響で温泉施設も混んでいる上にマナーもあまり良くないため避ける人も多いと聞く。果たしてここは大丈夫なのだろうか。

夏なので昼間から好き好んで温泉に入る客もいないだろう、という思惑通りお昼前の館内は週末だというのにがらーんとしていた。

今年の一時帰国はどこへ行っても比較的空いているのだから不思議なものだ。

日本人はテーマパークが好きなようだ。この空庭温泉も安土桃山時代という想定の温泉テーマパークというコンセプト。

©空庭温泉HP

入場料は他の大阪の温泉に比べて大人2600円、子供はその半額と高め設定だが、ゆっくりと何時間も滞在することを考えれば納得が行く料金設定だ。

館内では備え付けの浴衣着用が義務付けられている。浴衣といってもワンピースか巻きスカートの上に甚平を羽織るタイプなので気が楽だ。カラーや柄展開も豊富なので選ぶのも楽しい。

息子も浴衣が着れてご満悦の様子。なぜか爪楊枝を加えてその気になっている。そんな仕草をどこで仕入れてくるのだろう。子供って不思議だ。

揚げたこ焼きが美味!

館内もインスタ映えするスポットが用意されていたりと工夫がされていて面白い。

お昼を食べた後、早速お風呂へ。

©空庭温泉HP

施設が新しいので綺麗で気持ちがいい。竹の枕に頭を乗せ、寝転がってお湯に浸かれるスペースがあり旅の疲れがようやく取れた気がした。寝転んでお湯に浸かれるなんて極楽。

庭園を眺めながら入るお風呂も格別だ。この日はあいにくの天気だったがそれでも開放感は十分。

この空庭温泉、以前は屋内プールだった場所を改装して2019年の2月末にオープンしたばかり。屋根を取り除いて足湯や休憩所のある庭園が造られている。

成り切る人

高めの料金設定のためか地元の人には不評なのだとか。そのおかげ(?)で随分とゆっくりと過ごせて大満足。

半日ほどの滞在だったが、ご飯も美味しく母親とゆっくりお風呂に入れてとてもいい時間が過ごせた。

帰りは妹家族と合流して大阪でご飯を食べ、大阪ステーションエリアのカフェでお茶をして帰宅した。都心でも場所を選べばゆっくりと過ごせるものである。

Münzprägeanstalt Osaka / 造幣局見学

大阪の人は造幣局、と聞けば桜の通り抜けを連想するくらい造幣局の春の桜は見事だ。

桜の通り抜けで有名な造幣局本局

娘が工場見学に行ってみたい、というので滞在期間中に見学が可能だった造幣局へ行ってみることにした。

食品系の工場見学はかなり人気が高いようで直前の予約だと空きが全くなかったためだ。カップラーメンとかMeijiの工場見学など面白そうなものがたくさんある。

造幣局へは近所なのでよく考えずに足を運んだのだが、紙幣を作っているのは東京にある国立印刷局で大阪の本局では貨幣や記念コイン、勲章や褒賞を製造している。

紙幣と貨幣について深く考えて使っている人は少ないと思うが、紙幣は日本銀行券と印刷されているように発行先が日本銀行、貨幣の方は財務省の発注、要は政府によって発行されている。発行元が違うのだ。

見学案内の方の説明ではまずここで、お札が大量に工場で製造されている様子を期待して造幣局に来た人はがっかりするのだとか。

さて、見学の流れだが、造幣局の沿革や貨幣製造工程などをまとめたビデオを鑑賞した後に工場をガイドの方の説明付きで見学するというもの。博物館は最後に自由に見学が可能だ。所要時間は1時間半から2時間ほど。

大阪らしいなぁ、というか驚いたのは「はい、ではこれから蚊の非常に多いところを通って工場まで移動しますので、必要な方はこちらのスプレーをご使用ください。」という下りだった。

子供たちもきょとんとしていたが、見よう見まねでシューシューやっていた。

どんなところを歩かされるのかと思いきや、川沿いの桜の通り抜けとは反対方向に桜の木の立つ庭をほんの数分移動するだけであった。

案内係りの方曰く、「いつも蚊と戦っております。」とのこと。どこまでが冗談なのかよくわからない。工場にもあちらこちらに蚊除けのスプレーの缶が置かれていたので本気なのだろう。

右がドイツ製の圧印機

そんな工場の入り口前にはふたつの古い機械が展示されていた。造幣局の創業期に使われたいたフランス製とドイツ製の圧印機である。当時の造幣技術は欧州の方が断然進んでいたためだ。

圧印機とは貨幣に縁を付けたり、模様を付けるプレス機のこと。

本日できたて!の100円

現在の圧印機もドイツ製シューラー社の機械が導入されていた。ガラス越しなのと人が映り込むため写真がないのが残念。

工場見学はタイミングが悪かったのかラインがほとんど稼働しておらず子供たちと一緒にがっかり。貨幣製造工場なので、金庫と同じため見学者はどちらにせよ細かな製造過程を実際に見ることはできないのだと思う。

圧印機が1台の生産量は500円硬貨の場合こうなる:

  • 1台    272000枚 1億3600万円
  • 1コンテナ 68000枚  3400万円
  • 1分間   750枚   37万5000円
  • 1秒間   12、5枚  6250円
何の工場だか見た目だけではわからない

製造過程が気になる方は貨幣の製造過程のリンクを貼っておくのでご参考までに。

結局、メインは工場見学よりも博物館の方になった。

博物館の展示内容はとても充実していて情報量も多かった。多すぎて途中で疲れてしまったほどだ。

小判座模型

造幣局の沿革、貨幣の歴史、製造に関する展示、記念硬貨のコレクションなどとにかくお金に関する情報がぎっしりと詰まった展示内容となっている。

千両箱
地方自治法施行60周年記念貨幣
ガス燈

上の写真左上にあるのは、明治4年(1871年)の創業当時、構内や付近の街路に立てられた65基あった 屋外照明用のガス燈のひとつ。その明るさは当時、ろうそくや行灯の灯りしか知らなかった 大阪の人々を驚かせた。

桜宮橋

桜宮橋、またの名を「銀橋」と呼ばれる橋のふもとにある大阪の造幣局。機会があれば是非足を運んでみては。

Ein Tag in Nara / 奈良での1日

大阪生まれ、奈良育ち。そう、奈良には6歳から21歳くらいまで住んでいた。

だから本当は奈良がいわゆる故郷に当たる。

そんな奈良もここ数年で随分と様変わりをした。端的に言えば、海外からの観光客が増え、奈良公園や春日大社でのマナーの悪さが目につくようになった。

棒を振り回して鹿を追う子供とそれに対して何も言わない親。ぶらぶらと食べ物の入ったコンビニのビニール袋を平気でぶらさげて歩く人。ゴミを持ち帰らない非常識な人。

中高の6年間、通学路で奈良まちや奈良公園周辺を毎日行き来していた頃とはまるで違う。時代が変わったとはいえ、なんとも言えない気持ちになってしまう。

奈良公園では鹿に向かって棒を振り回す少年を叱り飛ばし、袋をぶら下げて歩く観光客に「袋をぶら下げて歩かない方がいい。」とアドバイスをしたりで正直気疲れした。

全体的にマナーが悪い。非常に残念だ。

それはさておき、メインの通り道から一歩外れると人通りもほとんどなく、飛火野や春日原生林の自然はいつも通りに美しかった。

それでも飛火野から浮御堂の方角に大きなクレーンの姿を捉え、憂鬱な気持ちになった。こんな自然豊かな土地にホテルの建設計画があるらしいのだ。

奈良は京都にはなり得ないし、ホテルを奈良公園のど真ん中に建てようとする神経がそもそも理解できない。

とまあ、こんな風に自分の育った土地だとやや感情的になってしまうものなのだ。

それはさておき、今回はこれまで行き違いになっていた元同僚に会うことになっていた。

お昼少し前に着いたので、ランチはたまたま餅飯殿商店街の人気かき氷専門店「ほうせき箱」でのバイトが入っていた友人と休憩時間に近くの京屋さんで。

季節のハモの天ぷらやナスがとても美味しかった。

猿沢池から五重塔を臨む

ランチの後は餅飯殿を抜けて猿沢池から三条通り沿いに一の鳥居まで歩く。

一の鳥居

「ママ、シカはどこ?」

息子よ、心配しなくても奈良公園に行けば鹿はそこら中にいるのだ。

子供たちと奈良に来た時はいつも春日大社原生林を歩くか飛火野で遊び、春日大社をお参りするのが恒例になっている。

春日大社本殿

今年も暑い中、春日大社の御本殿まで参拝する。子供たちにもお馴染みの場所になってきた。

「ママ、ここ覚えてる!前はあっちから来たな。」日本に帰るたびに必ず戻ってくる場所があるのとないのとでは意味合いが違ってくるように思う。

毎年お世話になっている大阪の小学校も大事な場所。奈良の春日大社も然り。

15時過ぎに友人のいるほうせき箱を目指してゆっくりと戻る。

このほうせき箱、相当な人気店らしく予約制で整理券をゲットできないとたべられないらしい。タイミングよく友人がいたので整理券をもらっておいてくれた。感謝!

マンゴヨーグルト

ほうせき箱のかき氷といえば「エスプーマ」。食材をムースのような泡状にする手法を取り入れているそうで、とにかくフワフワの氷の上にフワフワのヨーグルトが乗っている。

これはすごい!中からはマンゴーがたくさん出てくるので最後まで飽きさせない。

日本ですでに大阪の商店街のかき氷、京都は清滝のかき氷、奈良のほうせき箱と様々なかき氷を食べてきた子供たち。

「このかき氷はなんかちがう!一番おいしい!!」

と大興奮。息子はエスプーマのマンゴヨーグルト。私と娘はアッサムグレープフルーツをいただく。口の中が冷えすぎたら、白湯を飲めるように一緒に出てくるところも考え抜かれている。

社長さんからはベルリンのかき氷屋Tenzan lab.についていくつか質問が出た。どうやら、かき氷業界では海外進出を果たしたTenzan lab.は知られているらしい。

海外からのお客さんも多いそうで、特にフランス人の興味が高いようだ。進出するならパリ?「かき氷」も「寿司」や「ラーメン」に続く日本の食文化になり得るのだろう。

お土産には魚万のササガキ天と黒ごまレンコン、中谷堂のよもぎ餅と定番の柿の葉寿司で大満足。

奈良の自然も美しく、京都に比べると人出はかなり控えめでお腹はいっぱい。とても充実した1日となった。

Kiyotaki und Arashiyama / 清滝と嵐山

自分が小学生だった時、父親と祖父と一緒にハイキングでよく京都へは足を運んでいた。銀閣寺や三十三間堂の印象が強かったのを覚えている。

清滝、と聞いて思い出すのは珍しく親戚一同で出かけた時のことだ。いとこが川で泳いでいて溺れそうになったところを祖父が飛び込んで助けた。

それから清滝の記憶は特にないので、もしかすると小学生以来、訪れていなかったのかもしれない。

そんな清滝に子供たちを連れて行ってみることにした。京都に住んでいる友人のオススメは阪急線を利用すること。大阪(梅田)から桂経由、嵐山まで45分ほど。さらにそこからバスで終点の清滝まで行くというルートである。

子連れでなければ京都トレイルというハイキングルートが高雄から清滝まで約4キロの行程で繋がっているので歩いてみるといい。暑い日だったので、今回はこちらのルートはやめておいた。

嵐山駅に着いたら、バスが出てしまっていたので駅のコンビニで軽食を買い、バスを待つこと約40分。94系統の京都バスは1時間に1本しか出ていない。

渡月橋を渡れば他線も運行しているようだが、子供たちはおにぎりを食べたり、ポケゴーをして時間をやり過ごしていたので良しとする。

竹林で有名な野々宮や外国からの観光客で賑わう嵐山界隈を通るバスだ。終点の清滝まで乗っていたのは何と私たちだけであった。

「ママ、また誰もおらんな。」と長女。ポーランドでもチェコでも誰もいないところに行きがちなのである。

鄙びた休憩所とバスの停留所。それ以外は特に何もない。

急な下り坂を下りていくと、清滝の景観が広がっていた。

これ、これ、日本の山と川の景色。

流れの速さに驚く子供たち。ドイツでは川遊びではなく湖で遊ぶことが多いので、最初は恐々であった。

見た目よりも流れが速いので泳ぐと体が流されるのがわかる。それでも娘は川で初泳ぎをしていた。

アメンボ、おたまじゃくしにトンボ、カニに小さな魚。

川辺で水遊びをするだけで、あっという間にバスの時間が近づいてくる。

早めにバス停に向かい、例の休憩所でかき氷を食べた。

どこか昭和の香りがするお店だ。

清滝からは友人に合流するため、嵐山天龍寺前(嵐電嵐山駅)というところで降りる。嵐電の列車がいかにも京都らしい。一車両でゴトゴト揺られてみるのもいいかもしれない。

JRの嵯峨嵐山からはトロッコ列車にも乗れる。

やはり京都は平日のシーズンオフにふらっと立ち寄るのがいい。

紅葉や祇園祭など催し物があるシーズン中は人出が多すぎて子供を連れて行こうとは到底思えない。

夕方になると人もまばらになり、渡月橋や桂川の美しさに心が洗われた。日本の風景はやはりどこか落ち着くものである。

桂川にかかる渡月橋

Heimkehr mit Spassfaktor / 一時帰国中の楽しみ

日本に一時帰国した際の楽しみって一体なんだろうか。我が家の小2男子と小4女子に聞いてみた。

小学校の体験入学

4年生の長女曰く、「日本の小学校の方が毎日宿題もあるし、授業もわかりやすいので面白い。」のだそうだ。ドイツというより実際に通っているベルリンの小学校は放っておかれるので長女のようなタイプにはあまり向かないらしい。

友達に関してはドイツも日本もどちらもいいとのこと。

今回は初めてプール授業にも参加しているが、「プールカード」なるものに初回サインするのを忘れたら、担任の先生からプールに入れていいかどうかの確認の連絡が来て驚いた。サインで代用してもらっているが、本来なら「サイン不可」で印鑑が必要だ。

母親曰く、「事前にきちんと保護者の了承を得ておかないと何かあった時に学校の責任になるから。」なのだそうだ。

連絡帳のシステムも素晴らしく、毎日の宿題や授業短縮、持ち物など細かな連絡事項が書かれているので分かりやすい。担任と保護者が確認しました、と読んだらサインをすることになっている。

ベルリンの先生たちには到底期待できないこまやかさである。先生にとっては時間が掛かるし面倒な作業だからだ。

うーん。やはり初等教育は日本の方が良さそうだな。。

学校の近所にある駄菓子屋さん

100円で好きなものを細々と選ぶ楽しみに加え、「あたり」や「はずれ」がある駄菓子もあるので子供たちは駄菓子屋が大好きだ。アイスやカップ麺「ペペロンチーノ」なども売っている。

通学路にあるが、学校帰りに買い食いするのは原則禁止。

制服なので制服のまま公園で遊ぶのもご法度。一度帰宅し、服を着替えてから公園で遊ぶことになる。

近くの駄菓子屋で買ったお菓子を子供たちが公園で楽しそうに食べている光景をよく見かける。

キャラクターもの、かわいいもの

長男が京都水族館で購入したポーチ

ポケモンはもちろんのこと、子供たちはサンリオの「すみっこぐらし」がお気に入り。

私まで思わずユニクロでUTを購入してしまった。キャラクター商品など日本にいるときはあまり興味がなかったのだが、海外に出て日本のキャラもののクオリティーの高さを再発見したというわけ。

スミスキーのキーホルダーとか。去年の一時帰国で買ったものだが、暗いところで光るのが好き。絶妙。

DAISO

こちらも子供だけでなく、大人も楽しいお店。NYに進出したそうなので、MINISOではなくDAISOにベルリンまで進出してほしいものだ。

DAISOで購入できるIWACOのおもしろ消しゴム、子供たちは新作のフクロウを見つけて買っていた。パズルのようにバラバラにできるし、きちんと消すこともできる。

IWACOの工場見学をしたいと思ったが、検索してみたところ工場所在地が埼玉だったので関東圏の人は是非。完全予約制で人気が高いため、2ヶ月前には連絡を入れた方がいいようだ。

ドイツの展示会などにも度々出展していることからわかるように海外からの問い合わせも増えている。このクオリティーとコスパなので納得。

IWACO おもしろ消しゴム

ナノブロックではなくプチブロックという商品もコスパが優れた製品だと思う。

ぷにゅぷにゅアニマルとプチブロック

DAISOでは自分たちのお小遣いで買い物をするように言っているが、時間を掛けてじっくり選んでいるのが面白い。お小遣いを考えながらうまく使えるお店だと思うし、親の視点から見ても子供たちの使い過ぎ防止になるので安心だ。

安くて満足できる買い物ができるお店。いいコンセプトだ。

ガチャ

ポケモン、スライム、京都水族館。とにかく日本にはどこに行ってもガチャが設置されている。

決して安くはないが、ハズレがないというかそこそこのクオリティーなのでがっかりする心配がない。行く先、行く先で設置されているのが問題といえば問題なんだが。。

かき氷にアイス

例年はドイツの秋休みに合わせて帰っていたが、その時もかき氷とアイスを食べたがった。

今回はシーズンなのでいつも行く商店街のかき氷屋さんには列ができていたが、やはり夏に食べるかき氷は美味しい。

オリジナルメニューが色々あったが、まずは定番の宇治金時で。

天五中崎商店街@浪花屋

夏祭り

余りよく考えずにフライトを取ってしまったため、日本三大祭りのひとつである天神祭前に大阪を発ってしまうタイミングだ。

来年の夏こそは子供たちに天神祭の花火を見せてあげたいと思っている。近所の都島神社や櫻宮神社の夏祭りも見逃すタイミングだ。残念。

7月7日に大阪天満宮の七夕祭があるようなので、それには行ってみようと思っている。

まだまだ他にも楽しみは尽きないのだけれど、この辺でやめておきます。