Chikaramochi in Nakazakicyo/ 中崎町の力餅食堂
夏休みに大阪に帰省していたが、ひとつ大事なことを投稿するのを忘れていた。
それは大阪の中崎商店街にある力餅食堂のこと。
谷町線の中崎町駅から徒歩で約3分ほどの場所にある古い食堂なのだが、店構えからして昭和テイストで溢れている。
自分が子供の頃、奈良から大阪の親戚の家に遊びによく行ったものだが、その時に目にした風景そのまま、といえばいいだろうか。
とにかく懐かしい感じにさせられるお店なのだ。
店の前に出ているおはぎがこれまた絶品。おはぎとお茶目当てでわざわざ行く価値があるんじゃないかと思うくらい甘過ぎず絶妙な手作りのおはぎ。
おばあちゃんの味。そうだ、これだ。
ここには子供たちや母と一緒に何度か通ったが、とにかくみな口を揃えて「美味しい!」といいながら中華そばを食べた。
ラーメンではなく、中華そばである。
もう書いてる側からお腹がぐーぐー鳴るくらい、最高の一品である。最高すぎて写真を撮り忘れてしまった。
さて、この中崎商店街にある力餅食堂。お昼時に行くと、タバコを吸いながらご飯が出てくるのを待つサラリーマンでお店は満席になる。
さすがに喫煙OKなのは時代錯誤な気がするが、昭和のまま時間が止まっているのでそこは諦めるほかないのである。
サラリーマンのおじさんたちを避けるため、若干早めに行ってお昼を済ますといいだろう。
間違いなく常連の彼らは必ずちらし寿司を注文する。ちらし寿司と山菜うどん。ちらし寿司と中華そば。ちらし寿司ときつねうどん。こういった具合だ。そして、もちろんちらし寿司が最高に美味しいことは言うまでもないだろう。
店内にはお店の紹介が載っている雑誌の切り抜きや新聞記事なども貼ってあり、そこでは「虎ざる」なるものの写真が載っていた。
大阪らしくて笑ってしまうが、ざるそばがカレー味とコーヒー味の二種類になっており、ストライプ状になっているという目玉賞品だ。
もちろん阪神タイガースの「虎」というわけ。
これは大学時代の同級生と会った時に注文して食べたが、ボリュームもあるしなかなか美味しかった。おばちゃんたちのアイデア勝負である。
なかなか、大阪駅から谷町線で二駅目の中崎町界隈に行く人は少ないだろうが、もし何かの用事で近くまで行くことがあれば中崎商店街の力餅食堂をのぞいてみてほしい。
中崎町にはオシャレなカフェもたくさんあるので、そちらもオススメだがここでは昭和テイストの力餅食堂を一押ししておこう。