bald ist wieder Ferienzeit / もうすぐ夏休み

ベルリンの小学校は今年度は夏季休暇が例年よりかなり早く始まる。

©Schulferien.org

6月はただでさえ、連休が2度も入ったのでほぼ授業なし。体育祭だの、修学旅行だの行事ばかりで終わってしまいそうだ。

年間授業計画などあってないようなもの。7割か8割方しかカバーできていないのではないかと思う。

そのための補習校などもちろんなし。その上、30度以上になった日はなぜか長女の4年生のクラスだけ12時で早退となった。Hitzefreiとかいうやつだ。もうこうなってくると、担任のやる気がないとしか思えない。

ベルリン市のHPにHitzefreiに関する記述があったので引用しておこう。内容に説得力が全くないのだが、まぁそこはベルリンなので仕方がない。。

Schule ist Pflicht. Und der Ausfall oder das Versäumen von Unterricht muss die Ausnahme sein. Darum gibt es kein “Hitzefrei” ab einer bestimmten Temperatur mehr, sondern der Unterricht soll den Witterungsverhältnissen angepasst stattfinden. Bei großer Hitze entscheiden sich Schulen deshalb oft für verkürzte Unterrichtsstunden.

Berlin.de

「学校は義務である。従って、授業がなくなったり、行われないといったことは例外でなければならない。」←長女の小学1年生の時の担任が体調を崩して2ヶ月欠席した際はほぼ授業になっていなかったんだが。そして、こういうことが割と頻繁にどこでも起こるのがベルリンのスタンダードなのである。

表向きの決まりと現実の乖離が甚だしい。

先日の小学校の体育祭でも述べたが、ドイツの小学校では担任によって扱う教材も違えば、教授方法にも雲泥の差がある。過去の歴史のせいなのかもしれないが、とにかくみんなで一斉に何かをする、ということにかなり抵抗があるような気がする。

ただ、小学校の授業のような基礎学習を行う場で、担任による采配が過度に影響する状況というのには首を傾げるしかない。一律にやるべきところはきちんと押さえてほしいところだ。

そろそろ新一年生の入学準備の時期だと思うが、持ち物ひとつ取ってもクラスによっても学校ごとでも大きく異なるのが普通なのである。

さて、話が逸れてしまったが、そんなわけでまた長期休暇が目前に迫っている。

当初の予定ではホート(休暇保育)に1週目と最終週に行ってもらい、サッカーのキャンプやアート関連のワークショップに参加。1週間ほどの小旅行で長期休暇を乗り切るつもりだった。

ところが破格のフライトを偶然見つけてしまい、急遽一時帰国をする羽目に。到着日にいつもお世話になっている小学校へ手続きに行き、翌週から8日間ほど体験入学をすることになっている。

自分の通っていた小学校は奈良なのだが、姪の通っている大阪市内の小学校に長女が1年生になった頃から体験入学をさせてもらっている。

特にこちらで準備する書類などもなく手続きも非常に簡単で、いつも何ヶ月か前に書面で体験入学希望を伝えているだけである。

例年であれば秋の比較的過ごしやすい時期に帰国しているが、今回は梅雨〜初夏といった子供たちにとっては初めての気候だ。私自身もこの時期に帰国するのは10年以上振りではないだろうか。もはや記憶にすらない。

小学校でもプール開きがあるはずなので、天気が良ければプールの授業が受けられたり、七夕の行事があるかもしれない。河川敷で遊んだり花火をしたりするのも悪くないかな。虫もそこら中にいそうだ。

夏には夏の風物詩があるので、それはそれでいい経験になるだろう。湿気の多い暑さが心配だが、熱中症についても調べておいたし心の準備は出来ている。

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