テーゲル湖のお祭り

ベルリンの北に位置するテーゲル地区に住む友人からお誘いがあり、運動会の翌日にテーゲル港フェスティバル(Tegler Hafenfest)に足を運んでみた。テーゲルは空港の名前にもなっているので、耳にしたことがある人も多いだろうと思う。街の中心に比べると人も車も若干少ないと感じる地区だが、お祭りのあるプロムナードへ続く橋付近は往来する人々で賑やかだった。
青空に映えるであろう真っ赤な色彩が印象的な橋なのだが、あいにくその日は雨模様。ここは19世紀末から日帰りで遊びに来る人達が絶えなかった人気の場所だったらしい。テーゲル港橋(Tegeler Hafenbrücke)は通称「Sechser」(5ペニヒ、昔の6ペニヒ貨)と呼ばれ、文化財保護指定されている建造物でもある。この通称「5ペニヒ」の由来だが、19世紀末にテーゲル湖を訪れる人々が、テーゲル川(Tegler Fließ)を渡るために5ペニヒを払い、舟で渡してもらっていたことに遡る。訪問客の増加につれ、舟では追いつかなくなり、ある船頭が橋をかけ、テーゲル川を渡る通行料としてゼクサー(Sechser)を要求したという。その後、テーゲル港が拡張されたのに伴い、1909年に現在の姿の橋が建設されたが通行料のゼクサーはそのまま引き継がれた。月日が経つうちに、橋税はなくなったが、橋の両側にある料金所の建物が当時を忍ばせている。
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さて、この橋を渡ったところに湖畔の遊歩道Greenwichpromenadeがあり、お祭りのスタンドがたくさん出ている。新鮮なじゃがいもをスライスして揚げたフライドポテトやメキシコのタピオカを使ったパンケーキ、タピオカリアhttp://berlin-streetfood.de/tapiocaria/のお店なども出ている。友人曰く、去年も今年もポーランドがテーマの出店が多いとのことで、ポーランドの伝統料理ビゴスなども食べられる。
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子供たちが喜ぶメリーゴーランドや乗り物などもあり、天気に恵まれれば湖でボートに興じたりしながら、のんびり過ごせそうだ。
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それにしても、教えてもらわなければ、特に注意も払わなかったであろう、一見何の変哲もない橋にも歴史があるんだな、と。ベルリンにはこんな風にまだまだ知らない場所や興味深い建造物がここそこにある街だと思う。今年の夏はまだ行ったことのない場所にもっと足を運んでみたい。
ところでこのゼクサー橋、バリアフリーにしたいと有志が動いており、うまく行けば2017年の夏までに工事が終わる見込みなんだそうだ。まあ、これもベルリンなのでどこまで期待していいのやらというところではありますが。


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