Hamburger Bahnhofでワークショップ(3)

8月下旬から9月にかけて仕事が立て続けに入り、ブログから少し遠ざかってしまいました。前回前々回の投稿からずいぶんと日にちが経ちましたが、夏期休暇中に長女が参加したワークショップのお話の続きをもう少し。


ワークショップ最終日。今日はアトリエの様子や3日間の作業の成果を保護者が参観できるということだったのだが、急ぎの案件が入ってしまい、ワークショップ終了後の子供たちのプレゼンが見れそうにもない状況になってしまった。それはさすがに残念なので、コースの先生に事情を話したところ、参観を前倒しにしてもらうことができた。完成した作品の写真は後で送ってもらえることに。アトリエの様子を見ておきたかったので、とてもありがたい配慮だ。

2、3人でペアを組んで、「最高の場所!」のテーマを決め、2mx1mくらいのスペース上に思い思いの世界を創っていく。色画用紙、色鉛筆、サインペン、粘土、接着剤、段ボールなど材料も豊富に用意されていた。ジャングルや海底から、テントのような立体作品まで何でもありだ。

それぞれのグループが作品についてプレゼンも行う。参加者は10人ほどで、6歳から12歳までと幅広い。年上の子供たちも多かったので、色々と得るものも多かったのではないかと思う。自分たちの作品について一生懸命説明し、他の子供たちのプレゼンにも真剣に耳を傾けている姿が微笑ましい。

友達とふたりで作った「海とビーチ」。ボートやカラフルなパラソル、海に描かれたタコなどを持って帰って来た。また来年も参加したいんだそうだ。
わずか3時間x3日間のワークショップだったが、アーティストの本物の作品を美術館で実際に鑑賞した後で、自分たちの好きなように自由に何かを作る、というとても贅沢な環境だったように思う。小学校の低学年に現代美術館に足を運んだことなんてあったかなぁ、と自分の幼少時代を思わず振り返ってしまった。
つくづく、ベルリンという街は本物に触れる機会が多く、芸術への敷居が低い場所だな、と再確認。



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