Benji Knewman / ラトビアの雑誌
去年の10月半ば。いつもは前を通りすぎるだけの雑誌ストアのショーウインドウにこんな張り紙が。
5キロで5ユーロ
そんな時に限って大荷物だったのだが、とにかく店内にそのまますーっと吸い込まれてしまう。在庫処分セールとはいえ、5キロで5ユーロって!?
そう言えば、雑誌や図録なども場所を取るのと、値段もそこそこするので最近はほとんど購入していなかった。店内がかなり混雑していたので、とにかく目についたものをささーっと選んで(荷物も多いことだし)秤にかけてもらう。
こちらが戦利品↓
中でもラッキーだったのが、ラトビア発の雑誌Benji Knewman(16,95 €)との出会い。
英語とラトビア語のバイリンガル表記になっており、Life that you can readというコンセプトが素晴らしい。読み応え十分だし、挿絵のイラスト、写真なども自分のテイストにぴったりくる雑誌だった。これは単純に嬉しい。やはり書店だとこういう発見があるので、本屋の存在というのは常々大切だと思っている。
ところで、なぜ今頃になってこの記事を書くことにしたかというと、今朝たまたま週末に読んでとても印象に残ったページをインスタに上げたところ、チーフ編集者のAgnese Kleinaさん(@agnesiga)から反応があったからだ。「あなたが私たちの雑誌の読者で嬉しいわ😘」的なコメントまで頂き、よかったらBenji Knewman Vol.7が5月に出るからよろしくー。フォローもよろしく!というメッセージでしたので、もちろん@benjiknewmanをフォローしVol.7も定価でもいいから購入しようかと思ったほど。
このインスタの投稿、途中で写真が切れてしまっていて先方には申し訳ないことをした。実は修正しようと思っていたら、既にメッセージが入ってしまいそのままになってしまっている。
こんな風にSNSですぐに編集者と繋がれたり、出版社もプロモーションができる時代ってつくづく便利だし面白いなぁ、と思う。5年後、10年後がどんなことになるのか予想が付かないが雑誌も書籍もそして書店もなくならないで欲しい。
ところで、この在庫セール、数時間後にまた同じ店の前を通ると1キロ5ユーロになっていた。そりゃそうだ。やっぱりいくらなんでも安すぎたんだろうな。
というわけで、また在庫セールを狙って皆さんも一度Sodabooksを覗いてみてください。