ベルリンのカフェ〜Cafe Komine
Que serait une vie sans gâteau?
いつもはあまり足を運ぶことのない、西ベルリン。西側に住んでいる知人の薦めもあり、去年の12月にオープンしたというCafe Komineに行ってみました。
場所はベルリンで一番大きなデパートKDWの裏手の静かな通りにあります。こじんまりとした落ち着きのある店構えです。少し早く着いたのでオーナーのこみねさんと一言、二言交わしてみました。
一度は6年ほど住んでいたベルリンを離れ、日本に戻られたんだとか。最初は煩わしかった日本での生活が楽になってきた頃、「これではベルリンに2度と戻れなくなる。」と思い、また日本を離れベルリンに戻られたのだそうです。自分のやりたい事を追いかけて、行動に移せる方なんでしょうね。今回は詳しい経緯まではお話できませんでしたが、なかなか面白い経歴をお持ちのようです。
そんなオーナーの繊細で美しいケーキがショーケースにきちんと並んでいました。よく見ると、ケーキの横に分かりやすく図解されたカードが添えられているのに目が留まります。
ドイツ人には馴染みのないケーキもあるため、質問されることが多く説明カードを添えることにしたのだそうです。例えば、モンブランだと、クッキー地の上にカシスの層と生クリームの層があり、それがマロンクリームで包まれていることが一目でわかるようになっています。
日本人のお客さんは傾向として、まずモンブランか抹茶シュークリームで悩むのだとか。私も全くその通りでした。今度は是非、抹茶シュークリームを食べてみたいですね。
ケーキの上にちょこんと飾られているお店のロゴ入りカードにはQue serait une vie sans gâteau?という文字が。英語で言うところの、No Sweets, No Life。「お菓子のない人生なんて」という意味だそうです。
皆さんも是非一度、足を運んでみてください。