Achtung! Fremde Personen / 【ドイツ】小学生を狙った誘拐未遂

タイトルの小学生を狙った誘拐未遂。
こちらも数日前にTL上でフォロワーさんの投稿を目にしたばかり。

備えあれば憂いなし。
その日のうちに、子供たちと見知らぬ大人に声をかけられた時の対処法について作戦会議を行う。

たこさんの投稿の誘拐未遂事件はボンのオーバーカッセルで起こっている。

そして、今日、ベルリンの小学校に通う娘が学校からの書面連絡を見せてくれた。

最近、ベルリンの様々な学校で、学校付近を歩いている小学生に見知らぬ人物が声を掛けた、というのだそして、その際にお金や子犬などで子供たちの興味を引こうとしたらしい。

犯人はひとりではなく、何人かが関与しており特定はできていないという。家庭でも子供を交えて、対処法について話すように、と書かれていた。参考までにそれらの対処法をご紹介しておきたい。

  • うまい話(金銭、お菓子、プレゼント、動物、モデル勧誘など)に釣られないこと。必ず保護者を呼び、相談すること。
  • 身内の不幸などの作り話に乗せられないこと:「早く来て。」「車に乗って、君のママ/パパ/おばあちゃんが事故に遭ってね。迎えに来なくちゃいけなかったんだ。」など。
  • 大人は基本的に子供に助けを求めたり、時間や道を聞く必要がない。声を掛けられたら他の大人に助けを求めること。
  • 見知らぬ人物には必ず大きな声(!)で「Sie」を使って話すこと。”Lassen Sie mich in Ruhe! Ich kenne Sie nicht!” (「放っておいてください!私はあなたのことを知りません!」こう言うことによって周囲の人の注意をより引くことができる。親子ゲンカではないとわかり、早く対処してもらえるようになる。)
  • 見知らぬ人物に声を掛けられたら大声で叫ぶ:”Stopp!” “Feuer!” (「やめて!」「火事だ!」と言う方が”Hilfe!”「助けて!」と言うより周りの注意をひくことができる。)
  • 道端の車から声を掛けられたら:道端から離れ、車の進行方向とは逆に走って逃げる。(追いかけるには車を一度Uターンする必要がある)。
  • 立ち止まって携帯電話などで連絡を取ろうとしない。まず逃げてから電話をすること。
  • 店などに助けを求めること。レジの人に両親または警察に連絡するようにお願いすること。

残念なことに、日本でもドイツでも子供を狙った誘拐事件などは存在する。だからと言って、四六時中、子供たちにつきっきりというわけにはいかないのが現実だ。ひとりで歩いている時に「お母さんが事故で」、なんて突然言われたら気が動揺して車に乗ってしまうかもしれない。これは本当に危ない。

こんな目に遭わないことを祈るしかないが、万が一を想定して子供たちと話をしておくとある程度の心構えができるのではないだろうか。少しでもご参考になれば幸いである。

大体、ドイツというか、ベルリンでは小さな子供たちだけで公園で遊ばせられないような空気があり、それはやはり大都市でこういった危険も伴うからなのだろうな、と改めて思った次第。



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