Schulanmeldung / 小学校の入学申し込み
さて、今年も今日10月4日から17日まで来年度2018/2019年の小学校の申し込み手続きがスタート。ここベルリンのミッテ地区は子供の数に対して学校の数が少なく、何をするにも激戦区で名高い地区だと言われている。
実際に水泳教室に通わせるだけでも、早朝から並んだり、スポーツクラブの水泳教室に入るために1年以上もコースの空きが出るまで待ち続ける必要があったりもする。
そこに輪をかけてミッテの悪名高きSchulamt(学校局)。待てど暮らせど連絡がなかったり、電話で問い合わせても返事がもらえないなんてことはざらなんだそうだ。
長女の時は第一希望の小学校が運良く指定校だったことから、手続きも非常にシンプル。第一希望の欄にXを付け、「入学式を心待ちにしています。」なんて一言を添えて書類を提出し、翌年の3月末(通常は5月中)には小学校から入学許可書がすんなり届いた。
普通だと、「指定校だったんだから、また同じことをすればいいだろう。」となるはずが、ここはベルリン。なんと、年ごとに住んでいる子供の数によって校区が移動するだけでなく、兄弟姉妹が既に通っていようがその事実は全く考慮されない(←これがそもそもの謎)というのだ。
郵便受けに入っていた案内状は、別の小学校からのもので送り主を確認した段階で「はぁ〜。」とため息が出た。しかもその距離、子供の足だと20分以上も離れており、毎日姉と弟を別々の小学校に連れて行くなんてあり得ない。今も小学校とキタの距離がかなりあるので、来年からはやっと楽になると喜んでいたし、息子も当然姉と一緒に小学校へ通うことを楽しみにしている。
繰り返しになるが、兄弟姉妹が同じ小学校に普通に通えないという状況がおかしい。
そこで、どうするか。指定校が全ての関連書類の手続きを行う決まりなので、まずは指定校で入学申込書と転校手続きを提出。転校手続きのコピーを転校先(長女)の小学校に提出。後は、Schulamtを通して学校からの返事を待つより他はないとのこと。
入学の決め手となる優先順位はおおよそ以下のようになっている。
1)指定校区内の子供←ここでまず、兄弟姉妹が通っているかどうか調査しないのがおかしい
2)兄弟姉妹が通っているかどうか←指定校区内に住んでいても入れない子供がいる学校もある(枠が少ない長女の学校がそれに当たる。)
3)友達が通っているかどうか
4)特別な学校のプロフィールや教育方針に興味があるか
といったカテゴリーでSchulamtが判断するらしい。
さて、どうなりますか。。指定校以外の学校を希望する場合は、選考に時間が掛かるので下手をすると入学式数日前にやっと連絡が来たりするパターンもあると聞く。
どうにもならない場合は弁護士を立てるしかないらしいが、公立の小学校に入れるだけで、どうしてこんなに余計な労力とお金を使わなければいけないのか全く理解できない。
小学校の入学手続きの簡素化をベルリン市は急速に進める必要があると常々思っていることもあり、簡単ではありますが少しまとめてみました。
ドイツの他の州やベルリンの他の地区の実情はいかがでしょう。皆さんからのフィードバックをお待ちしております。学校問題は語り出すとキリがないので、近日中にまた。
今日は何だか疲れました。
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